岡山市議会 > 1988-03-04 >
03月04日-05号

  • "愛媛県"(/)
ツイート シェア
  1. 岡山市議会 1988-03-04
    03月04日-05号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    昭和63年 2月定例会    昭和63年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第5号       3月4日(金)午前10時開議第1 甲第66号議案 工事請負契約締結について 甲第67号議案 工事請負契約締結について 甲第68号議案 工事請負契約締結について 甲第69号議案 工事請負契約の一部変更について第2 甲第4号議案~甲第65号議案    …………………………………会議に付した事件 日程第1 甲第66号議案~甲第69号議案(上程・説明) 日程第2 甲第4号議案~甲第65号議案(日程第1とあわせ質疑)    ──────〇──────出席議員(53人)        1番  片 岡 五百樹君        2番  辻 野 喬 雄君        3番  田 畑 賢 司君        4番  崎 本 敏 子君        5番  楠 木 忠 司君        6番  寺 田 和 子君        7番  土 肥 啓 利君        8番  宮 武   博君        9番  梶 原 昌 一君        10番  貝 原 信三郎君        11番  小 川 晴 雄君        12番  太 田   稔君        13番  有 井 靖 和君        14番  河 合 和 成君        15番  寺 田 明 生君        16番  則 武 伸一郎君        17番  高 津 利 明君        18番  松 山 茂 樹君        19番  守 屋 彰 久君        20番  串 田   務君        21番  川 田 敏 幸君        22番  堀 川   進君        23番  山 田 録二郎君        24番  鈴 木 邦 彦君        25番  宮 川 日 吉君        26番  丹 原 重 彦君        27番  脇 本 一 郎君        28番  亀 井   章君        29番  吉 田 政 司君        30番  景 山 貢 明君        31番  内 田 宏 哉君        32番  福 原 弘 子君        33番  定 政 猛 男君        34番  華 房 美 衛君        35番  垣 下 文 正君        36番  磯 村   博君        37番  田 中 昭 三君        38番  大 橋 英 雄君        39番  伏 見 昇 男君        40番  高 木 悦 夫君        41番  根 石 昌 平君        42番  妹 尾 達 道君        43番  小 林   勉君        44番  新 谷 盈 智君        45番  山 田   勇君        46番  苦 水 重 徳君        48番  渡 辺 慎 一君        49番  岡 本 俊 彦君        50番  花 岡   薫君        51番  小 橋 留 男君        52番  浅 野 卓 志君        53番  板 野 和 昭君        54番  片 山   仁君    …………………………………欠席議員(0人-欠員1)    ─────────────説明のため出席した者   市     長  松 本   一君   助     役  鹿子木   貢君   助     役  八 木   肇君   収  入  役  久 山 忠 孝君   総 務 局 長  三 宅   襄君   財 政 局 長  関 場 長 久君   民 生 局 長  木 村 公 男君   衛 生 局 長  竹 原 良 一君   経 済 局 長  人 見 文 男君   建 設 局 長  森 本 隆 也君   下 水 道 局 長  鏡 原   進君   西 大 寺支所長  浅 野 幸 雄君   参     与  有 本   正君   参     与  井 堀 晃 郎君   参     与  徳 田 昌 弘君   参     与  中 山   彰君  水  道  局   水道事業管理者  黒 田 智 昭君  消  防  局   消 防 局 長  清 水 克 己君  教 育 委 員 会   委     員  横 田   勉君   委     員  喜多嶋 美枝子君   教  育  長  奥 山   桂君  選挙管理委員会   委  員  長  小 野 敬 直君   委     員  服 部 忠 文君   事 務 局 長  森 末   京君  農 業 委 員 会   委     員  奥 山 歳 行君    ─────────────出席した議会事務局職員   局     長  原 田 知 義君   次     長  石 原 重 樹君   議 事 課 長  中 川 和 彦君   調 査 課 長  二 宮 善 政君   議 事 課 主 幹  植 野 耕 次君   議事課長 補 佐  岡 田 登志男君   記 録 係 長  最 相 初 音君   主     事  佐 藤   武君    午前10時17分開議 ○議長(片山仁君) 皆さん御苦労でございます。 これより2月定例市議会第5日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は39名であります。    ───────────── ○議長(片山仁君) 会議録署名議員に内田君,渡辺君のお二人を指名いたします。    ───────────── ○議長(片山仁君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。    ──────〇────── △日程第1 甲第66号議案~甲第69号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程に入ります。 日程第1は,甲第66号議案工事請負契約締結について以下4件の議案についてであります。 これを一括上程して,市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。 まず,甲第66号議案は,岡山市立加茂小学校校舎増築工事について,中国建設工業と3億150万円で,甲第67号議案は,岡山市立山南中学校公民館新築工事について,大神工業と1億4,600万円で,次の甲第68号議案は,一宮浄化センター処理施設築造工事(機械・電気)について荏原インフィルコと2億800万円で,それぞれ工事請負契約を締結するに当たり,また次の甲第69号議案は,岡山市立岡南小学校屋内体操場給食場新築工事について,既存屋内体操場の解体作業及びくい打ち工事において振動対策を講じたことなどにより工期を延期するため,工事請負契約を変更するに当たり,市議会の議決を経ようとするものであります。 何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(片山仁君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 本件に対する質疑は後ほどお願いいたしたいと思いますので,御了承願っておきます。    ──────〇────── △日程第2 甲第4号議案~甲第65号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第2に入ります。 日程第2は甲第4号議案昭和63年度岡山市一般会計予算について以下62件の議案についてであります。 これを一括上程して質疑を行います。 それでは,順序に従いまして田畑君。   〔3番田畑賢司君登壇,拍手〕 ◆3番(田畑賢司君) おはようございます。 私は日本共産党岡山市議団を代表して,本定例市議会に御上程になりました昭和63年度予算案並びに諸議案に関連する市政の重要問題について質疑をいたします。 市長の政治姿勢その1は,平和行政についてでございます。 レーガン,ゴルバチョフ合意によるINF全廃条約締結核兵器時代における初めての核軍縮を意味する重要な歴史的な成果でございました。しかし,これは全体から見ればまだわずかな前進でございますし,レーガン大統領自身INF全廃後も核抑止力に依存すると明言をし,竹下首相もINF全廃は歓迎だがアメリカの抑止力に依存すると言っているわけでございます。つまり,人類史上初めての大量殺りく兵器による人類絶滅の危険を取り除くためには,もっと大きな反核平和の運動と世論の高まり,そして被爆国日本の各地方の自治体の取り組みが重要になっています。 そこでお伺いをしたいのですが,1,戦争の惨禍を再び繰り返さないためにも核戦争阻止核兵器廃絶のための取り組みを市長は具体的に何をなさろうとしていらっしゃるのか,市長の平和理念及び基本政策とあわせてお聞かせいただきたいと思います。 2,6月29日を平和の日に。条例制定はいつやるのか。 3,岡山大空襲を生き残り,正面から見上げますとギリシャ風の柱がそびえ立っておりますが,日銀の岡山支店,大正11年完成でございますけれども,建築物としても大変立派なものでございますが,この日銀の岡山支店を県とも御協議の上,岡山市歴史平和資料館として平和行政推進の一つにしていただきたいと思いますが,御所見をお聞かせください。 その2は,場外馬券場反対についてでございます。 市長は去る2月20日,地元住民との約束をほごにして事実上建設にゴーサインを出すことになる建築確認申請通知書を交付したわけでございます。市民と会わず,約束をほごにすることが,市長の言う市民の声が生きる,また適切な判断と決断力を持った強いリーダーシップで推進していく市政なのでしょうか。 私はそうは思いませんが,そこでまず第1に,建物を借りて経営するのは中央競馬会でございますから,まずこの確認審査の段階では中央競馬会をまず呼んで内容を聞くべきであったのではないでしょうか。そうすれば,人の流れや使い方を裁量できたはずでございます。 第2に,有本参与は市長が市民と会わない理由として幹部会が,寺田弁護士が来られたこと,原告と被告であること,85日間も経過をしていることを挙げられましたが,約束をほごにしてよい理由はないと思いますが,その理由を具体的に幹部会で論議をされた中身も含めて御明示をいただきたいと思います。 さて3番目は,上級官庁の判断を確認通知の理由とされておりますが,私たちが国の担当者に確認をした中身はこういうことでございます。県から問い合わせがあった。詳しくは不明であったので,テレビがあるだけではだめだ。固定いすがあってお客が金を払って見ることから言えば観覧場とは言いづらい。しかし,使い方にもよるし,人の流れがどうなのかにもよると。いろんな判断が必要なので,つまりは裁量行為だと。このように国の方はおっしゃっているわけでございますけれども,一体どなたがどのように国の判断をお示しになったのか,担当課と氏名を挙げて,それぞれ詳しくお答えいただきたいと思います。 4,議会の決議は市長はどういうことによって担保しようとなさっていらっしゃるのか,担保をされるのか,お答えいただきたいと思います。 5,係争中の事案について確認通知の判断をしたということは市の責任は重大であり,取り返しのつかぬ結果になってまいります。そして,結果としては日隈との訴訟を避けたということにもなるわけでございます。議会決議からいえば反対の立場に立つものではないでしょうか。中山参与は私たちに中立ですから,このように言いましたけれども,これでは岡山市議会の決議というもの,決議を尊重されるということは関係ないという立場になってしまいます。 これらの点についてどう御説明なさるのか,以上5点について御所見をお聞かせください。 その3,市制100周年記念センチュリーパーク構想チボリ公園についてでございます。 堀ディレクターの岡山での御講演では,東京ディズニーは年商800億円,従業員1万人とのことでございます。従業員1人当たり年商800万円ということになりますが,これを逆算をしていろいろ計算をしてみますと,給料が大変安いか,あるいはまた物すごい暴利かということになってまいりますが,普通ではこれですとなかなか採算が合いません。 私たちは浦安市と東京ディズニーへ行ってまいりました。そして61年度から黒字になった理由がよくわかりました。実は,坪1万6,700円で県から払い下げを受けた土地が現在では300万円もするというのでございます。開発用地25万坪のうち6万坪を売却をしておりました。イコール300万円で売ってるわけじゃございませんけれども,その規模はよくおわかりになると思います。浦安町時代の34年8月に大型遊園地誘致決議をしてから,起工式までに15年をかけております。そして,さらに開園までに9年をかけております。よく準備をして,三井不動産を中心とした民間が開発にかけた費用が1,800億円であります。しかも浦安市は市費持ち出しゼロでございます。後で市がやった交通影響調査費も後で会社から払ってもらったということでございます。 そこでお伺いをいたしますが,1,何を聞いてもさっぱりわかりません。説明もありません。市が高い土地を買って,公社のような公益法人が施設をつくって,民間色の強い第三セクターが運営をする。しかも我々がこのお話を聞いたのは昨年の11月であります。時間もなく,ちぐはぐでどたばたとこうやっている感じがしますが,これでうまくいくとお思いなのでしょうか。一体どういう形態になるのか,公益法人とは具体的にはどういうものなのか,お示しいただきたいと思います。 2,東京ディズニーの例でもおわかりのように,地代や施設費が相当安くなければ採算困難と思いますが,いかがでしょうか。 また,ディズニーに限らずどこも民間がやっておられます。本市もその条件で可能なところで民間でやっていただいたらどうかと思いますが,御見解をお示しください。 3,市民意識調査では岡山市民の生活にゆとりがなく,健康にも構っていられない,このような働きバチの姿が岡山市民像として浮かんでまいります。だからこそ,また要望の中では生活の場に潤いとスポーツを求めていらっしゃるわけでございますし,公園,緑地の整備を身近なところに求めていらっしゃるのでございます。そしてまた,ここが市制100周年をいろんな企画もしておりますし,今後の計画も立てておりますけれども,このまちづくりの基本となるところではないでしょうか。堀氏が言うお金を使ってもらう公園では,鹿子木助役が12月議会で御答弁になった,チボリは市民が1日に何度も何度も行ってくつろぐ公園という助役答弁はうそになりますし,総合計画,実施計画との整合性も全くございません。私どもから言わせていただきますならば,思いつきで突然チボリが飛び出してきたと,こういう感じがするわけでございますが,とにかくよくわかりません。一体どういうことか,御説明いただきたいと思います。 第4に,計画,根拠,データぐらいは事前にきちんと出して見せるべきであります。出していただきたいと思います。物事は段取り8分と申します。 その4は,同和問題についてでございます。 地域改善財特法の法期限もあと4年という同和対策の終結を控えて,同和問題もいよいよ正念場を迎えています。総務庁の啓発指針は昨年県から本市におろされていると聞いておりますが,同和対策終結後の同和関係住民の真の自立のためには,この啓発指針に基づく同和行政の見直しが早急に求められております。 解同人見に対する住宅資金詐欺事件に対する判決も近づいておりますし,また解同丸尾らの無法蛮行に対して3月29日控訴審判決が言い渡される予定と聞きますが,地裁でその蛮行を裁かれた丸尾に対して,誠実を貫く解放運動の戦士と,このように賛美をする文章を,こうした乙多見隣保館だより59号でございますが,これに寄せた教育委員会のM氏がございますが,こうした誤り,つまりは市教委の誤りでございますけれども,この点について市教委がその誤りを是正されたというふうには,いまだ聞いておりません。 そこでお伺いをいたしますが,第1に,市長所信表明の中の地域改善財特法に基づきとは,この法律の制定,施行の過程で出された地対協意見具申,また総務庁啓発指針が一体のものとしてございますが,意見具申,啓発指針も含めて基づくのか,それとも財特法のお金の面だけに基づくのか,御明示いただきたいと思います。第2は,啓発指針に基づく同和行政及び同和教育行政の見直しが強く求められておりますが,御所見をお聞かせいただきたいと思います。 その5は,地方自治41年,市民の暮らしと権利は守られているかということについてでございます。 1,竹下首相は新大型間接税をやろうとしておりますが,松本市長の華房議員に対する御答弁は賛成なのか反対なのかよくわかりません。はっきりとお答えいただきたいと思います。 第2に,相変わらず軍備拡大のツケが弱者に回され,その上,国の負担を地方へ転嫁した額は,60年から63年まで,岡山市への影響額で計算をしてみますと,何と130億7,400万円にもなるわけでございます。切り捨てられたその内訳は,児童保護費が22億7,800万円,お年寄りの関係で老人福祉施設保護費が20億円,また体の不自由な方々,身体障害者保護費でございますが9億5,600万円,生活保護や生活に困っていらっしゃる方々が36億200万円でございます。県支出金も62年6月現計費で約マイナス14億円。 そこで,市長はいつも,国庫補助負担率引き下げということは国の負担を単に地方へ負担を転嫁をするだけだと,このようにおっしゃっておりますし,反対の立場を表明されておりますが,それと同時に,こういうことがあっても福祉の水準は下げないと,このように御答弁をなさってまいりました。 しかし,ポスト瀬戸大橋の大規模プロジェクトがたくさんございまして,山陽新聞でも岡山市の予算について,表町と駅前に重点,道路整備にも積極的配分,こういう見出しをつけて報道されておりますが,本当に私は必要なのは,やはし民生費,市民の暮らしと福祉,そういったところにやはし充実をさせるということがまず先決だろうと思います。そして,投資にいたしましても生活基盤優先の投資を行わなければならないと思います。 ところが,生活保護費を岡山市の例で見てみますと,前年比でマイナス5億円,61年度でございますけれども,一昨日新和クラブを代表して垣下議員が福祉切り捨ての実態を深く解明をされたところでございます。 さて,このような状況の中で,私のところにもいろんな苦情がやってまいります。働けというだけで何にもしてくれない。まるでスパイのようなことをする。あるいはまた,腹が立ったのでもう要らんと言うて帰ったと。いろんなことを言って,こういうやり方を改めてほしいということで苦情を受けることがたくさんございますが,私はもっと行き届いた親身になって自立を援助する指導,就労指導や生活指導もできるような体制をつくっていただきたいと思います。 3,さてそこで市長さん,福祉の水準を下げないで,下がっている点についてはもとに戻していただきたいと思います。そして,国庫補助負担率引き下げ,これをこれ以上続けさせないでいただきたいと思います。そして住宅や公園や図書館や,そういった市民生活が豊かになるような生活基盤優先の投資を,この投資について比率を思い切って引き上げていただきたいと思います。 以上,御所見と御決意をお聞かせいただきたいと思います。 ことしは地方自治施行41年目,地方自治体が住民の生活権を守る場としての役割を果たされるよう念願をして,市長の政治姿勢についての質問を終わります。 さて,質問の第2は,苫田ダム建設反対についてであります。 岡山市の苫田ダム建設費負担額は147億4,500万円にもなるわけでございます。昭和49年の建設省発行パンフレットの中に,洪水調節とともに苫田ダムの必要な理由の一例として岡山市が昭和60年に日使用量約50万トン必要だと説明をしておりますが,実績は日最大給水30万トンでございます。でたらめもいいところでございますが,これがそのパンフレットでございます。まず第1ですが,なぜ岡山市はこのようなでたらめな報告をしたのでしょうか,御明示をいただきたいと思います。 さてそこで,私はどんな報告がそれぞれのところから出されているのか,下流市町村全部に問い合わせをいたしました。ほとんどが,データがわかりません,こういう御返事でございます。広域水道企業団に聞いてもわからない。そして,岡山県の水道担当課に聞いてみましたところ,教えるわけにはいきませんと,こういうことでございます。なぜ隠すんでしょう。見せるわけにはいかないほどでたらめなのでしょうか。 しかし,日時の経過に従って,どうでしょうか,過大に見積もった数値が合わなくなってまいりまして,何度も何度も修正せざるを得なくなり,本市も6拡の中途で7拡へということになったわけでございます。目標年度は75年。それでもダムはできません。むだ遣いといっても,こんなにばかげたむだ遣いはないと思います。一体,だれがどのように責任をとるのか,第2番目の質問としてお答えいただきたいと思います。 さて,7拡の数字の人口見込みは,はや1万人ぐらい狂ってまいっております。水博士に私も相談をし,計算もしていただきましたところ,75年までで苫田ダムの水は当てにしないでも済むようになるだろうと,こういうことでございます。さらには,余っている農業用水転用によって水確保ができないものでもない。知恵と工夫でほかに方法もないわけではない。いろいろと御教授をいただいたわけでございますが,治水についても国土研の調査団はその報告書で,苫田ダム一帯の治水対策ではなく,流域全体の総合的な治水計画が必要だと指摘をしているわけでございます。 そこで3番目ですが,治水,利水双方に無理があるこの苫田ダム建設計画はやめるべきだと思います。本市も独自の水資源確保の道をとるべきだと思います。いかがでしょうか。 新聞報道では,長野知事と奥津町長がうまくいってるように受け取られる報道もございますけれども,日笠大二奥津町長はこう言っております。前町長が県の行政圧迫で辞任をした。その前も同じだ。ひどいもんだ。県は町民の弱みにつけ込んで札束をちらつかせて買収工作をする。それだけじゃなしに,大きな事業はダム絡みでできんようにしてくる。私たちは絶対に負けん。ふるさとを収奪され,心から愛し命がけで守るものを失った人ほど貧しいものになると思うから。このようにおっしゃっておりますが,市長,水没予定地の奥津町民にもふるさとで生きる権利があると思います。たとえどなたであろうとも,何人といえどもその権利を奪うことはできないと思います。 そして最後に,4番目として,市長が苫田ダム建設反対の立場にお立ちになるようお願いを申し上げる次第であります。そして,国や県にもやめるように言っていただきたいと思います。 以上,4点について御所見と御決意をお聞かせいただきたいと思います。 質問の第3は,固定資産税評価基準評点数を実情に合わせて訂正をしていただきたい,補正をしていただきたいということについてでございます。 ことしは3年に1度の評価替えの年であります。本市当初予算も前年6月現計比6.2%の伸びを見込み,固定資産税は市税収入の33.4%になります。都市計画税を合わせますと市税収入の約4割になるわけであります。 私が住んでおりますところ,ここは10年前と比べて地価が上がっておりません。固定資産税都市計画税はどんどん上がっております。売買実例に沿って評価が決まるのであれば,地価が下がれば下がらなければなりませんが,そうはなっておりません。 また,清輝橋を例にとってみましても,売買実例が,取引実例が10年前から比べて下がっているところさえございます。これは私も不動産屋さんにいろいろ尋ねてみましたが,そういう地域もあるそうでございますけれども,西大寺の商店街のあたりもそういうところも,それに近いというところもあるようでございますが。 路線価方式といいますのは,土地の面積が広く,売買の可能性がなければないほど,またその奥行きが深ければ深いほど固定資産税は安くなります。大規模土地所有者ほど有利な仕組みになっております。自治省の定める評価基準法に縛られてはおりますが,土地の評価額は市町村みずからが決定することになっております。特に,各筆の宅地の評点数の付設は宅地の状況に応じて必要があるときは市長が補正適用できるとなっております。 そこで,地価が横ばい,あるいはまた下降しているところについては,その実情に応じて減価補正をすべきであると思いますが,御所見をお聞かせください。 質問の第4は,新総合福祉センター(仮称)と保健所問題についてであります。 長寿社会を豊かで活力あるものとするための高齢者福祉中期構想に基づき,サブセンターなどの整備も含めた新総合福祉センター構想概要が示されました。シンボル公園,軽スポーツ施設を66年度までに整備をする事業費も含めて総額67億700万円。場所は御存じのとおり桑野にある市土地開発公社所有の未利用地でございます。 私はこの施設の中に置く予定とされております保健センターについてお尋ねをいたします。 中期構想の中でも長寿社会の最大の課題は健康問題と位置づけられておりますが,まさにそのとおりとすれば,保健所問題は避けて通ることはできません。御存じのように保健所は岡山,西大寺の2つのみであり,とりわけ岡山保健所の管内人口は約50万人にもなっております。地域の広さも広大であります。 そもそも岡山県が瀬戸大橋,新空港,吉備高原都市など大規模プロジェクトの犠牲として保健所再編切り捨てを打ち出した1981年,ここに問題があるわけでございます。 今,こうした大規模プロジェクトが終わり,ポスト瀬戸大橋が議論をされているときだけに,県がこの問題をきちんと整理をして増設移管をするよう話し合うチャンスだと思います。 国の責任を明確にしないままの保健センターという形で出発をしてしまいますと,後で取り返しのつかない事態も予想されます。 本市の保健婦及び愛育委員の皆さんが公衆衛生の原点を追求し続けてこられたことには本当に敬意を表します。ですからこそ,この公衆衛生の灯は消さず,市民の健康にとってどうなのかという原点から判断するとき,岡山市はまず保健所政令市を目指し──このことについて厚生省へ問い合わせましたところ大丈夫とのことでございます。そして新総合福祉センター内の保健所センターは,その保健所の支所として位置づけ,人口10万人に1カ所の保健所が市民の健康増進の拠点として市民の身近で役に立つようにすべきではないでしょうか。御所見をお聞かせください。 質問の第5は,放置自転車関連諸問題についてであります。 他都市と比べてみても,超一等地の位置を占める駅西広場に約10億円の事業費で新設された地下駐輪場が間もなく稼働の予定でございます。本年2月10日,自転車問題等対策審議会より建議を受け,今議会にも放置自転車等の禁止区域及び使用料月額3,000円などの料金を定める2条例案が上程されております。民間の自転車預かり業者の営業ももはや成り立たないと考えて対処せざるを得ません。 そこでお伺いしたいのですが,自転車が重要な交通手段であるならば,まず第一に市民にとってもっと利用しやすい料金にすべきではないでしょうか。そしてまた,民間業者に対しては生活再建対策をきちんとする,こういうことを含めて対策をおとりになることが必要ではないでしょうか。 2,建議書では禁止区域を東口200メートル,西口300メートルとしておりますが,これでは実施区域の境界線の外付近は大変なことになります。また,東口では商店街などをドレミの街や大型店の自転車置き場にするのかとの怒りの声さえ聞かれるわけであります。区域見直しを含めて地元とよく協議調整すべきだと思います。 3,東口を例にとってみて,大型店が顧客のために設置している駐輪場は余りにも貧弱で,ビブレが300台,高島屋が200台,ドレミの街が130台という状況です。こうした大型店等との協議はどういうふうになっているのか。しているとすればどのような内容なのか。きちんとした対策をとらせるべきだと思います。高島屋の北の駐輪場,市がやるのは問題でありますし,JRも含めてお客がたくさん流出入するところには,駐輪場設置負担金をお願いをしてはいかがでしょうか,あわせて御所見をお聞かせください。 質問の第6は,市営住宅の管理適正化についてでございます。 市長は,ことし4月より平均23.3%アップの家賃改定を行いますが,前回改定より10年が経過しているが,上げ幅を抑えている点や入居者の負担軽減に最大努力を払っていることなどは評価に値します。しかし,管理上の問題も幾つかあります。 その1は,平井団地以外の西市団地,芳田及び北斗住座の一部は,家賃は上げるけれども建てかえ予定をしているので工事請負的な,あるいは計画修繕はしないと聞きます。これでは片手落ちでありますし,答申の精神からも逸脱をします。修繕は修繕としてきちんとやるのか,それとも家賃を上げないことにするのか,はっきりとしていただきたいと思います。 第2は,管理人の皆さんがもうやめさせてほしいとこぼしておられます。それは水道の検針,集金サービスが重荷になっている上,隣近所の不和の原因にもなっているとのことでございます。 私もいろいろ調査をしてみましたが,この矛盾解決の方法は,1市が検針,集金サービスを直接行う──委託を含みますけれども,第2は覚書を締結をして水道局が検針,集金サービスを引き受けている雇用促進住宅方式でいくか,第3に市が方針として水道局へ業務移管をする計画を立てて移管をしていくか,こういう方法でございます。水道局ともよく話し合い,早急に解決をしなければなりませんが,中山参与の御所見をお聞かせください。 水道事業管理者には,その受け入れの決意を御明示いただきたいと思います。 質問の第7は,下水道使用料金値上げは市民合意が得られるかということについてでございます。 下水道使用料1トン当たり平均28.4%アップ,19円38銭増との値上げ案について,私は負担の公平及び使用料対象経費として何が正しいのかという点からお伺いをしたいと思います。 東京都では民間人口が1人ふえると交通,上下水道,ごみ処理施設で290万円必要との試算が出されたのが10年前であります。現在では400万円近くになると思います。いわゆる大企業を中心とした業務,営業ビルなどの産業立地活動に起因する社会的損失と費用が自治体や住民負担とされていることになります。岡山市も同じでございます。下水道受益者負担金は利用処理料に対してみれば負担が不公平でございます。延べ床建築面積を基準とする等の方法をとるか,負担金制度を導入するかなどの方法を確立をして,負担の公平を図っていただきたいと思います。 第2に,使用料対象経費として資本費を入れることについては問題があると思います。使用者は都市計画税,受益者負担金,使用料の三重に資本費を払うことになります。資本費は除くべきだと思います。 第3,下水道使用料とし尿料金との比較表,これは我田引水の感があって不適切だと思います。私の家を計算してみましても,下水道使用料は4人家族に直してみましても2,242円になります。大変,比較にはならないかもしれませんけれども,この比較表そのものは改めるべきではないかと思います。御所見をお聞かせください。 質問の第8は,教育問題についてであります。その1は,岡山市学童校外事故共済についてでございます。 62年度末の基金残高が4,831万円と見込まれることから,本定例市議会に給付額の引き上げと事故防止のための救急講習会費や施設整備,指導者育成研修事業費などに充当できるよう共済基金の目的の範囲を広げることが提案をされております。給付額の引き上げは当然でありますが,基金の目的の範囲拡大については納得できません。基金の積立額がふえるのであれば,さらに給付内容の改善を図るか,掛金を安くするかすべきだと思います。 また,この制度の内容が加入者に対して十分知られていないようでございます。私も多くの方に聞いてみましたが,ほとんどの方が知りません。そのPR手段も含めて周知徹底されるようにお願いをいたしたいと思います。御所見をお聞かせください。 その2は,芳泉小学校の分校方式問題についてでございます。 教育長は昨日,この分校方式はあくまで次善の策,過大規模校解消はあくまで分離が基本とお答えになられました。それでは分離の時期はいつなのか。 この,地元では北校舎と呼ばせておりますけれども,また一方では分校と言っているこの施設,この施設を設置をするということになりますと,大規模校の固定化になってしまうと思いますが,いかがでしょうか。 私たちは大規模校が子供,教師ともども人間と人格の破壊をもたらしていくことについて数多くの経験を持っております。我が党の片岡議員が61年9月議会で分離問題を取り上げ,教育長は後手に回らないようにやりますと答弁しているにもかかわらず,この事態です。一体どういうことか,御説明をいただきたいと思います。 また,教育長は,地元とよく協議をした上での結論,このようにおっしゃっておりますけれども,このたびの分校方式については父母にはほとんど知らされておりません。新聞報道が出て初めて用地買収に着手をしている段階に来ているので了承してほしい旨の説明会がなされたと聞いております。それは事実かどうか。 分離校として教育条件を整備されるよう再考をお願いをいたしたいと思います。 以上2点について御所見をお聞かせください。 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(片山仁君) しばらく休憩します。    午前10時51分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午前11時21分開議 ○議長(片山仁君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 共産党を代表しての田畑議員の代表質疑に対しましてお答えをさしていただきます。 まず,平和行政についてでございますが,岡山市は戦争による悲劇を今後二度と繰り返さないように恒久の平和を願い,昭和60年の6月に平和都市宣言を行ったところでございます。この宣言は,市政の基本理念である,あらゆる機会をとらえて平和で幸せな社会を築くための不断の努力を呼びかけるものでございます。 市政推進に当たっての所信につきましては本議会の冒頭にその一端を申し上げたところでございますが,いずれの施策にいたしましても平和な社会を前提とし,平和につながるものと考えております。今後とも平和都市宣言の趣旨を体しまして,市民福祉の向上に努力してまいりますとともに,平和の問題につきましては市民啓発を中心とした事業について粘り強く進めてまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。 次に,場外馬券場問題でございますが,この問題につきましては,これまでも私自身農林水産省,日本中央競馬会に参りまして,設置反対の議会の決議,また地元町内会の混乱の状況をつぶさに説明をし,かかる状況のもとで馬券場が設置されることには賛成できないので慎重な対処方と業者に対する指導を強く要請してまいったところであります。 さらに,先般華房議員にお答えをいたしましたとおり,2月29日に鹿子木助役を上京させまして,農林水産省及び日本中央競馬会に対しまして最近の地元の状況を説明をするとともに,慎重な対処方を重ねて要請したところでありますので,御理解をいただきたいと存じます。 次に,同和問題についてでありますが,過去18年間にわたりまして同和対策事業の推進によりまして同和地区の実態は生活環境の改善を初めとして同対審の答申当時とはかなり異なった状況にあります。 そこで,同対審答申の精神を受け継ぎつつ,同和問題の現状を踏まえて,今後同和問題の根本的解決を図るために,真に必要なものは何かという観点に立って基本的検討がなされた結果出されたものが今回の意見具申であると理解をいたしております。 そして,意見具申の中で,今後とも必要な事業を実施していくためには何らかの財政措置が必要であり,そのためには特別の立法措置が必要であろうという指摘がなされており,それを受けて新法の制定がなされたと聞いているところでございます。 したがいまして,私が所信表明の中で地域改善財特法に基づきと申し上げましたのは,意見具申の趣旨も踏まえてということでございますので,御理解をいただきたいと存じます。 次に,新型間接税問題についてでございますが,過日華房議員の代表質疑にお答えをいたしましたとおり,間接税の問題につきましては,現在国において種々検討中の段階でございますし,我が国,税財政制度全般の問題として適切に措置されるよう願っておるところでございます。したがって,私といたしましては現段階では国における動向を注視してまいるとともに,今後全国市長会を初め地方6団体とも連携をしながら対応してまいりたいと考えますので,御理解を賜りたいと思います。 その他につきましては担当からお答えをさせます。 ◎助役(鹿子木貢君) 場外馬券場の問題について5点の質問がございましたが,そのうち3点につきまして私の方から答弁さしていただきます。 まず,有本参与が約束をほごにした理由をというお尋ねでございますが,2月15日の朝,地元の方々が多数,事前の御連絡なしでお見えになって,市長に申し入れをしたいということでございました。しかし,当日市長は要務が重なっておりましたために有本参与がかわってお会いをいたしたところでございます。この間の経緯は議員も御案内のとおりでございます。しかし,その後原告の代理人である弁護士がお見えになりまして,市長に訴訟にかかわる新たな要請をされたのでありますが,これらを総合勘案しますと,訴訟が提起されている中で,その当事者が会うということは訴訟に影響を及ぼすことも考えられまして,慎重に対処すべきであるとの結論に達したのでございます。 結果としてお約束に反することになりましたことは,まことに申しわけないと思っているところでございます。御了承を賜りたいと存じます。 次に,議会の決議を何によって担保するのか,また,中山参与の発言は決議尊重と受け取れないと思うがどうかという点についてでございます。 市議会の決議は市民世論と受けとめまして,これを尊重すべきであるという基本姿勢に立ちまして,場外馬券場問題につきましては市政の重要課題の一つとして全庁的に取り組んできたところでありますが,建築確認は法に基づいて建築主事が判断すべきものということでございます。行政といたしましては法を守る中で最善の努力をいたしているところでございます。今後は動向を見守りながら適切な対応をしてまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ◎財政局長(関場長久君) 財政問題についてお答えいたします。 まず,国庫補助負担率の引き下げでございますけれども,御承知のとおり昭和61年度におきまして国庫補助負担率の引き下げが3年間の暫定措置として行われたわけでございます。さらに,62年度におきましては63年度までの2年間の暫定措置として再引き下げが行われたところでございます。このような措置に対しましては,全国市長会におきまして反対の決議がされておりまして,本市におきましても全国市長会,それから全国市議会議長会等,関係地方6団体を通じまして反対の申し入れを行いまして,今後もこのような措置が続くことのないよう働きかけを行っているところでございます。 次に,住宅や公園や図書館など生活基盤投資の比率を上げるようにということでございますが,63年度予算につきましては太田議員の御質問にもお答えいたしましたように対前年度比で6.5%増の予算編成を行っております。中でも特に普通建設事業費につきましては補助事業で19.6%,単独事業で20.2%,合わせて19.9%増と大幅な伸びを見ているところでございます。この中では住宅,公園を初め下水道整備,身近な環境整備などを重点的に行うことにしておりますが,今後とも限られた財源の中で生活基盤の整備につきましては最重点課題として積極的に取り組んでまいりたいと思っております。 次に,固定資産税の土地評価と税負担の問題でございますが,固定資産税につきましては資産評価に応じて税負担をお願いする性格の税でございまして,これによりまして負担の公平を確保する仕組みになっているわけでございますが,御承知のように現行の固定資産税評価基準におけます土地評価の水準は時価との間に相当の開きがございますので,直ちに評価額の低下とまではなりませんが,固定資産税評価基準に従いまして地価の動向を勘案し,また土地相互間の均衡化を図りながら評価替えを実施しているところでございますので,御理解をいただきたいと思います。 なお,各筆の宅地評点数付設につきましては,自治大臣が決定した基準地価額をもとに,これに準じて評価基準に従って行うこととされておりまして,減価補正の方法も奥行き,間口,形状等によりまして一定の方法が定められております。実態に即した評価替えが図られておりますので,御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ◎民生局長(木村公男君) 平和行政について市長の答弁を補足し,お答えします。 まず,6月29日を平和の日に条例制定はいつかについてでございますが,毎年6月29日は岡山戦災の日として二度とこのような惨禍が繰り返さないよう,恒久の平和を願い,岡山市といたしましてもこの日を中心に戦災の記録と写真展や平和都市宣言の懸垂幕の掲揚等を実施いたしております。また,各市民団体におかれましても記念行事等が実施されているところでございます。 6月29日を平和の日に制定することにつきましては,今後市民や議会の皆様の御意見をお聞きしながら検討してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 次に,旧日銀岡山支店を県とも協議の上,岡山市歴史平和資料館にしてはについてでございますが,平和資料館を独自で設置することは困難でございます。したがいまして,旧日本銀行岡山支店の建物につきましては現在県において取得をされるという方向で調査検討を進めておられるところでございますので,御理解をお願いします。 なお,平和資料の展示につきましては,既存施設の活用を図るなど,教育委員会,関係機関と協議検討してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 次に,地方自治41年,住民の暮らしと権利は守られているのかのうち福祉の水準についてでございますが,厳しい財政事情の中ではございますが,福祉を充実するため,これまでも高齢者,障害者,婦人等の福祉に対応するための庁内外の組織づくりや基礎調査を初め,各分野において福祉策の充実に努めてきたところでございます。 63年度予算におきましても,新規事業として婦人行動計画策定ほか福祉施設へのホットラインの設置,高齢者,心身障害者のための短期保護事業の実施,青少年福祉の心育成費,中小企業共済事業,また新総合福祉センターにも本格的に取り組んでおり,きめ細かい福祉対策費を計上いたしております。 今後とも各種の福祉事業の充実に努めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◎衛生局長(竹原良一君) 保健所と保健センターの問題についてのお尋ねでございますが,保健所の移管問題につきましては,御承知のとおり,昭和56年県の行革の一環として移管についての協議に入ってもらいたいとの申し入れを受け,保健所行政が基本的には必要であるとの認識に立って種々調査検討を重ねてまいりましたが,その過程におきまして保健所を取り巻く環境変化に対応するため,厚生省においては保健所のあり方を抜本的に見直すこととし,地域保健将来構想検討会を発足させて,21世紀を展望した保健所業務,市町村との役割分担などを検討,63年度末までに結論が出されることになってまいりましたので,この動向を見きわめながら県とも協議してまいりたいと考えております。 一方,保健所政令市におきましても,地域住民に密着した健康教育,健康相談,健康診査などの対人保健サービスを総合的に行い,さらに地域住民の自主的な保健活動の場とする保健センターを保有している市も多く,本市といたしましても新総合福祉センター内に市民の健康増進の拠点をつくり,保健所との整合性を確保しながら長寿社会の最大の関心事であります健康問題についての市民サービスの向上につながるよう努めてまいりたいと考えておりますので,よろしく御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ◎建設局長(森本隆也君) 自転車関係の3点についてお答えをさしていただきます。 まず,1点目の市民にとってもっと利用しやすい料金をと,また民間業者の営業損失の問題についてお答えをいたします。 料金につきましては,施設の維持管理,設備,また他都市の料金等を考慮したものでございますので,御理解をいただきたいと思います。 利用者に対しましては,安心して利用できるようにサービスの向上に努めてまいりたいと思っております。 次に,民間業者に対する営業損失問題でございますが,さきに華房議員,根石議員にお答えいたしましたように,自転車等利用者の動向を見きわめながら今後とも協議いたしまして誠意をもって対応してまいります。 2点目の放置禁止区域の見直し,地元との協議調整の点でございますが,さきに華房議員にお答えしたとおり,現在地元の関係町内会等へ説明会を開きまして協議中でございます。地域の特性等の問題が一部提起されておりまして,近く岡山市自転車問題等対策審議会に諮り,検討し決定してまいりたいと考えております。 次に,大型店等との設置協議の点でございますが,自転車等放置防止条例案にも設置者の責務を規定しておりまして,御指摘の大型店,またJR等につきましても,放置状況,防止条例の理解を深めまして,施設の増量や整理整とん等を要請してまいる考えでございます。 以上でございます。 ◎下水道局長(鏡原進君) まず,下水道の受益者負担金についてでございますけれども,岡山市の下水道受益者負担金は,下水道財政研究委員会の提言による末端管渠整備費方式によりまして相当額を算定した単価を土地面積に乗じた額をお願いをいたしておるところでございます。 受益者負担金は,下水道が整備されることによりまして生み出されるところの土地の価値が上昇するという利益が土地の面積に比例するものという考えから,全国的にも374都市のうち実に372都市が土地面積に賦課するという考え方でありますので,御理解をいただきたいと思います。 次に,使用料対象経費として資本費を入れることについての問題でございますけれども,今議会に提案いたしております下水道使用料の算定は,昭和63年度から昭和66年度までの維持管理費を算定をいたしまして,国の第5次下水道財政研究委員会で提言されている考え方を基本といたしまして改定をお願いをしているところでございます。 下水道事業における費用負担のあり方につきましては,基本的には雨水にかかわる経費は公費で賄い,汚水にかかわる経費は,使用者が下水道整備により生活環境の改善等の利益を受ける,そういったことにかんがみまして私費が原則であるとして取り扱われておるところでございます。したがいまして,使用料対象経費といたしましては,汚水にかかわる維持管理費並びに資本費のうち公費で負担すべき部分を除いた金額が望ましい,このように考えておるところでございます。しかし,使用料が高額となる場合には過渡的に使用料の対象とする資本費の範囲を限定することが適当であるとも提言をされているところでございます。この基本的な考え方は全国的な傾向でありますけれども,資本費算入の比率等につきましては各都市の普及率,あるいは財政事情等の関係から必ずしも一定はしておりませんけれども,岡山市といたしましても今回の改定に当たりまして現下の経済情勢並びに財政事情等を総合的に考慮をいたしまして改定をお願いをしておるところでございますので,よろしく御理解をいただきたいと思います。 次に,下水道使用料とし尿料金との比較表についてでございますけれども,下水道使用料金とし尿料金との比較表につきましては,今回の下水道使用料改定料金に基づきまして標準家庭を4人家族とした場合の1カ月の使用水量は通常上水道におきましては20立方メートルとされているということから,それを基準に参考資料として比較をしているものでございますので,御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
    ◎参与(井堀晃郎君) 市制100周年記念事業,センチュリーパークに関します御質問にお答え申し上げます。 まず,土地代,施設費が相当安くなければ採算困難ではないかということでございますが,事業実施におきましては採算面が非常に重要でございますので,今後国鉄清算事業団や,あるいはチボリ側との具体的な交渉の中で慎重に対応してまいりたいと考えておるところでございます。 次に,民間でやってもらったらどうか,あるいは公益法人とは具体的にどういうものかという御質問でございます。 先日の華房議員の御質問にもお答えいたしましたように,センチュリーパーク構想の整備,運営は,現在のところ用地取得は岡山市,施設整備は公益法人,管理運営は第三セクターと考えております。この整備,運営につきましては,御指摘の点も踏まえ今後さらに検討しながら実効性のある体制にしていきたいと,このように考えておるところでございます。 なお,お尋ねの公益法人につきましては,民法34条による財団法人等を考えております。 次に,センチュリーパークは市民が楽しめる公園に,さらに計画あるいはデータ等は事前にきちんと出せと,こういうことでございますが,センチュリーパークの構想はこれまでの状況につきましてはたびたび御報告を申し上げておりますように,100周年記念事業の検討段階で市民各界からなる検討組織におきまして,市民の憩いの場になると同時に岡山市の活性化の起爆剤になるプロジェクトと位置づけられまして,一致協力して推進することになりました。しかし,用地取得や,あるいはチボリ側との交渉は具体的にはこれからという段階でございます。今後協議を進め内容が明らかになっていく段階で御報告を申し上げたいと思いますので,御理解を賜りたいと思います。 また,この公園は都市計画公園として整備をすることといたしておりまして,入場料は一般の利用に供するものとして適正なものにしていきたいと,このように考えておるところでございます。 次に,苫田ダムの問題でございますが,苫田ダムは下流関係市町における将来の水需要の見通し,災害の防止といった利水,治水の面からも,両面からもぜひとも必要でございまして,今後も水没予定地の方々と十分な話し合いを進め御理解,御協力が得られるよう,国,県を初め受水団体ともよく協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎参与(徳田昌弘君) 同和問題について市長答弁を補足さしていただきます。 啓発指針に基づく同和行政の見直し,是正についてのお尋ねでございます。 同和行政の推進に当たりましては,行政の責任と主体性を持って是は是,非は非として市民の理解と協力を得ながら真に同和問題の解決に役立つ諸施策を推進してまいっているところでございます。 今後の同和行政の取り組みに当たりましては,雇用,産業,教育,啓発と重要な課題があり,中でも心理的差別の解消を図る啓発活動が最も重要な課題でありまして,その推進に当たりましては,同和地区住民が置かれている立場に立って,啓発の内容,方法に工夫を凝らし,一日も早い同和問題解決のため最善を尽くす決意でございますので,御理解願いたいと思います。 ◎参与(中山彰君) 場外馬券場の問題について御質問がございまして,確認通知書の交付に当たって上級行政庁にも相談したと言うが,この点についてお答え申し上げます。 建築確認につきましては,建築主事が建築基準法に基づいて慎重に内容を審査し法令に適合すると判断いたしたものでございまして,この判断につきましては上級行政庁の県に相談いたしたものでございますので,御理解をいただきたいと思います。 次に,住宅管理の適正化についての2点についてお答え申し上げます。 まず,家賃是正に関連して建てかえを予定している団地は家賃を値上げするのか,またその間は修繕をしないのかという点でございますが,建てかえ住宅につきましては,建設大臣の承認を得ている住宅については,答申の趣旨を踏まえまして今回の家賃是正から除外いたしております。 御質問の西市,芳田,北斗団地につきましては,関係者,また入居者とも建てかえについて話し合いを現在行っておりますが,まだ確定いたしておりませんので,今回の家賃是正の対象にいたしております。 また,修繕につきましては,入居者とよく協議をして日常生活の支障のないように修繕を行ってまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 次に,市営住宅の水道メーターの検針,料金の集金業務の問題についての解決方法についてでございますが,市営住宅のうち中層住宅,いわゆる3階から5階建てについては,一部を除きまして各戸に水道の参考メーターを取り付けてございます。この参考メーターの検針と料金の徴収につきましては,住宅管理人に管理をお願いいただいておるわけでございまして,それらの関係者から取り扱いをいただいております。これにつきましてはいろいろと問題がございます。 御指摘の解決方法としては,市が直接検針,集金を行う方法,また雇用促進住宅が行っている方法,また水道局に直接業務移管を行っていく方法の3つの方法を御示唆いただいておりますが,いろいろ検討いたしまして,適切な運営ができるよう今後関係機関並びに入居者とも協議をいたしまして検討してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたしたいと思います。 以上でございます。 ◎水道事業管理者(黒田智昭君) 苫田ダムの建設のうち,水道事業の水需要計画等についてお答えをいたします。 水道事業の水需要計画は,その都市の性格でありますとか,将来の産業振興計画等,長期の展望に立ちまして計画を立てまして実施をいたしておるわけでございまして,過度な先行投資にならないよう,また手おくれにならないようすることが非常に重要なことでございまして,そのための需要の動向を見きわめるということが非常に重要でございます。随時見直しを行いながら事業を進めていくことが重要であると,かように認識をいたしておるところでございます。 御指摘の水需要計画は,昭和48年に第6回の拡張計画を立案をいたしましたときのものでございます。当時は経済の高度成長期でございまして,その実績を踏まえて推定をいたしたものでございます。しかし,その後オイルショックによりまする経済の大きな変貌によりまして需要の減少が生じてまいりました。そのため昭和51年より3回の見直しを行いまして事業の適切な推進を図ったところでございます。 さらに,昨年新岡山空港への給水,簡易水道の上水道への統合,そういった面での区域給水人口等の変更がございましたし,さらには瀬戸大橋の開通による需要の動向等を踏まえまして,安定給水を図るために第4回目の見直しを行いました。これが第7回の拡張事業といたしまして,昭和63年度から実施をしようとしているものでございます。そういった状況にございますので,ひとつ御理解を賜りたいと思います。御指摘のように水は非常に市民生活に直結をいたしておるものでございます。最もかけがえのないものでございます。そういったことで我々といたしましては断水のない水道を築いていくと,そういった水道理念のもとにやっておるわけでございまして,その点を御理解をいただきたいと,かように考えております。 次に,水道独自の水源開発はできないかということでございます。 水道のこの将来の安定給水のためには何といいましても水源の確保ということは事業の基本的な課題であるわけでございます。従来から農業用水の転用等も含めまして検討をしてきたところでございますが,現状の中ではやはり将来にわたる安定水源としてはダムに依存することが最良の方法であるというふうに考えておりますので,よろしく御協力をお願いをいたしたいと思います。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 教育に関します第1のお尋ねは同和問題に関してでございますが,啓発指針に基づく同和教育行政の見直し,是正が必要ではないかというお尋ねでございます。 地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律が施行されまして1年でございます。心理的差別の解決を図るための教育啓発の果たすべき役割は極めて重要であるというふうに私どもも考えております。同和問題の解決が国民的課題となるよう市民の理解と協力のもとに積極的にしかも効果的な教育啓発活動の推進を図っていくということのためには,教育行政としての責任と主体性の確立が重要なことでありまして,今後とも一層の努力をしてまいらなければならないと考えているところでございます。また,啓発の内容,方法等についても,さらに創意工夫をしてまいらなければならないというふうに考えておるところでございます。 次は,学童校外事故共済基金の問題についてでございますが,この目的の範囲を広げることについて納得ができないということ,また,基金の積立額がふえるのであれば給付の内容の改善を図るか掛金を安くするかを考えるべきではないかというようなお尋ねでございます。 給付の改善につきましては,共済見舞い金を等級別によりまして2.9%から25%の増額の改正を本議会にお願いをしておるところでありまして,来年度以降数年間の支払い状況等を勘案しながらさらに検討をしていきたいというふうに考えております。 会費につきましては,現行1人100円ということでございまして,事務処理等からも妥当な金額と考えておるところでございます。 また,基金の使途目的の改正につきましては,共済見舞い金の財源を確保した上で,次に学童の健全な育成と福祉の増進に資するという共済事業の趣旨を踏まえて,多くの学童の校外活動を安全対策,事故防止対策も考慮しながら育成増進するということのために使用を予定しておるわけでございます。御理解をいただきたいと思います。 次は,この学童校外事故共済制度の内容が加入者に十分知らされていないのではないかというような御指摘でございます。 この制度の内容につきましては,加入をする際に毎年すべての保護者に説明書を配布をいたしまして,共済期間,受給対象,見舞い金額,請求手続等につきましてお知らせをしておるわけでございますが,御指摘の趣旨も踏まえまして今後一層周知を図るよう,学校から保護者にその趣旨の十分な説明をするよう,学校に働きかけてまいりたいと考えます。 次は,芳泉小学校の過大規模解消のための分校問題についての一連のお尋ねでございます。 まず,分離校でという御意見でございますが,この問題につきましては先日華房議員,太田議員にお答えをいたしましたように,当面次善の策として分校方式によってこの過大規模解消を図らざるを得ないという状況でございますので,御理解をいただきたいと思います。 また,今後のことにつきましては,太田議員にもお答えを申しましたように,児童数の推移等を見守りながら検討をしてまいりたいと考えておるところでございます。 それから,一般当事者への説明の件についてのお尋ねでございますが,教育委員会といたしましては一般当事者へそのような説明はいたしておりませんので,御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ◎水道事業管理者(黒田智昭君) 答弁漏れがございましたので,答弁さしていただきます。 住宅管理の適正化の中で,集検針の受け入れについて水道管理者にと,こういうことでございます。 この3階建て以上の中層共同住宅の水道施設といいますものは,水道法上給水装置ではないわけでございます。したがいまして,設置者がその施設を維持管理する義務がございます。そういったことで,給水契約は受水槽で行っております。 公営住宅につきましても取り扱いは同じでございますが,しかしいろいろな公益性の面から,設備など一定の条件が整いましたならば覚書等を結びまして集検針を実施をしておる例もございます。したがいまして,今後この問題につきまして施設所有者から要請がありますれば協議をしてまいりたいと,かように考えております。 以上でございます。 ○議長(片山仁君) 午後1時10分まで休憩します。    午後0時1分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後1時15分開議 ○議長(片山仁君) 午前中に引き続いて会議を開きます。 当局の答弁を求めます。 ◎民生局長(木村公男君) 先ほどの答弁の中で答弁漏れがありましたことを深くおわびします。補足してお答えをさしていただきます。 真の自立助長に役立つ保護行政についてでございますが,保護者の真の自立助長を促進していくためには,そのよき相談相手となるべきケースワーカーの資質の向上は非常に重大であります。そのためには職場研修を初めとし多くの研修の機会を与えているところでございますが,従来の法律及び制度を中心とした研修にとどまらず,接遇や福祉に携わる職員にふさわしい人間形成に役立つような研修にも重点的に取り組んでおりますが,今後とも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 なお,就労指導につきましては,職業安定所等関係機関と連携を図り,被保護者の自立助長の推進になお一層努力してまいりますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◎参与(中山彰君) 先ほどの答弁の中で,上級行政庁の県と相談申し上げましたということは,岡山県の建築課と相談いたしましたので,御理解いただきたいと思います。 ◎教育長(奥山桂君) 午前中の答弁の中で答弁漏れがございまして,おわびを申し上げましてお答えをさしていただきたいと思います。 大規模校への対応につきまして,昭和61年9月議会で片岡議員の,後手に回らないようにというような趣旨の御指摘があったのにもかかわらずこのようになったのはどうしてかというような御指摘でございます。 芳泉小学校の過大規模の解消につきましては,昭和61年9月議会で苦水議員と片岡議員の御指摘を受けました。また,文部省からも指導を受けておりまして,いろいろと検討をいたしておりました。しかし,いい解決策がなく,苦慮していたわけでございますが,昭和61年12月に文部省から分校方式が打ち出されましたので,これによる解消を考え始めたような次第でございます。御理解をいただきたいと思います。   〔3番田畑賢司君登壇〕 ◆3番(田畑賢司君) 再質問をさせていただきます。 まず,平和についてですが,市長さんの答弁では具体性がないといいますか,6月29日を平和の日にということについてでは,我が党の先輩の前議員でありました八木議員が一貫して訴え続けてまいりましたが,この御答弁の方も一貫してその同じ御答弁と。今,その市民や議会の皆様の声を聞きながらというのはいつまでお聞きになるのか,この点についてはもう踏み切らなければならないというふうに思いますが,ひとつその点についての御決意なり,そういったことをお聞かせいただいたらというふうに思います。 場外馬券の問題についてですが,地元の方々が15日の朝市長に面会を求めました。市長さんは会議中でお忙しいということでございまして,またそのとき,この地元の方々があそこのエレベーターのところにいらっしゃいましたが,途中助役の方は西の階段から入っているのも見受けたわけでございますけれども,有本参与に市長への面接,面談を依頼をしたわけです。市長と相談をするということで40分ぐらい私どもも待ちました。そしてやっと,確認をおろす前に皆さんにお会いをすると,こういうことで約束をされたわけでございます。地元の皆さんは一札とってほしいと,こういうこともございましたが,守屋議員や楠木議員や,また皆さんいらっしゃいましたけれど,そこまでしなくてもいいだろうと,信頼がおけるだろうと,こういうふうに言っておりましたけれども,結果は裏切られたわけですが。有本参与に市長の代理としてお伺いをしたわけでありまして,そのことは間違いがないということは何度も念を押しているわけです。ところが,結果,この15日の夜幹部会で決定をされたと。 その幹部会について,中山参与と私どもがちょうど15日に夕方お会いをしたときには,17日ごろには打ち合わせをしなければならないし,そろそろ結論を出さなきゃならんと,こういうふうにおっしゃっとったわけですけれども,それじゃ,そのときにはこの参与は,幹部会が夜開かれてそういうことが論議をされるということを知っていらっしゃったのかどうか。また,幹部会はいつ招集されたのか。そしてなぜ15日でなければならなかったのか。寺田弁護士がこの確認申請をおろす,相当期間延びてもそれは構わないですよという内容のことについて,行ってお会いをしたその日の夜に急遽この確認をおろすことを決定をすると,どうも納得がいきかねます。ですから,幹部会では市長が,地元の皆さんと会いたくないというふうに市長さんがおっしゃったのか。または幹部会の中でどなたかが会うなというふうにおっしゃったのか。そのあたりどうもよくわかりませんのでお聞かせいただきたいと思います。 また,15日に結論を出したのなら,議長,副議長,東京へ競馬会やまた農水省へ行かれる予定になってたわけですから,なぜこの議長さんや副議長さんの方には──伝わっていなかったのかどうかわかりませんけれども,いったのかどうか。いってなければ失礼なことになると思います。 そしてまた,競馬会を呼んでなぜ聞かなかったのかということです。行ったから済むじゃないかというお話のようですが,競馬会を呼ぶということは,確認申請でその日隈が建てている建物についてはほかに借り手があるわけじゃないわけです。競馬会が借りるわけです。そうすれば,その私どもが国の方に問い合わせた内容,人の流れや,またいろんなそういう施設を利用する上での問題がいわゆる確認申請でおろすかどうか判断をするときの裁量になるわけです。ところが,それをしないで行ったと言われるんですから。助役は内閣法制局にもいらっしゃったほど大変これお詳しい方ですから,この競馬会にお会いをして,それではどういう内容のもので,そのことは確認申請に該当しないというふうに判断をしたのかどうか,そのことをお聞きになったのかどうか,お聞かせいただきたいと思います。 また,保健所の件についてですが,この市民の健康を守るということ,その原点に立って私は県に申し入れをしていただきたいんです。といいますのが,ポスト瀬戸大橋で大規模プロジェクトがあるから保健所を切り捨てると言ってたわけですから,ならば大規模プロジェクトが済んだ今の時点で,それではどうされるのか。で,本当に県民や市民の健康を考えていらっしゃるのかどうか。私は県と真剣にその点を話し合っていただいて,衛生局長も原点はやはし市民の健康増進というところに置いて頑張っていただきたいと思います。御見解をお聞かせいただきたいと思います。 さて,100周年まちづくりチボリ公園についてですが,四全総ということがよく出てまいります。四全総というのは国際化が本命だということは,この5月29日に国土庁の計画調整局長が言ってらっしゃいます。多極分散型国土というふうに言ってらっしゃいますけど,中身は列島改造と地域自助にほかなりません。東京は世界の金融センターにしていくんだということでありますから,岡山市の長期展望基礎調査が,ここに,一読していただければ一目瞭然でありますが,この四全総の焼き直しということについて私は危惧を覚えるわけです。どうしてもお金持ちや大企業の側での都市づくり,そこがウエートがかかっているんじゃないか。そうじゃなくて,やっぱり市民が願っている,その本当の生活の場に根差したまちづくり,これが行われていかなくちゃならないというふうに思います。まちづくりの基本についてもう一度お答えをいただきたいわけであります。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ さてもう一つひどいのは,私もう一つここをかりてちょっと御紹介しておきたいんですが,頭にきてるというのは,長野知事ですが……。 実は3日前にRSKの報道番組がありまして,コンベンションシティーを目指す岡山というのがありました。そこで,音楽ホールがおくれているというようなことに関連をして,大橋開通には間に合わんじゃないかということがあったわけですが,これに対してですよ,コンベンションなんてのはまあ刺身のつまだよと。また,まあねえ,ここの人はへ理屈は何倍も言うけど実行はしませんねえと。僕は本当にひどいと思いますね。これが岡山の知事さんかなあというふうに思うんですけれども。僕は本当にこれらについてはきちっと申し入れをしていただきたいというふうに本当に思うんです。皆さん一生懸命,市の職員の皆さんも頑張っていらっしゃるじゃありませんか。 また,苫田ダムについてですよ,治水も利水も建設省と県の理屈は破綻したというふうに思います。ですから井堀参与が一言でしか答えられない。治水,利水で必要だと。ほんならきちっと説明しなさいよ。あんた説明もせず,それしか言わない。にもかかわらずですよ,結局下流がエゴで上流のふるさとを奪ってよいということにはならないと思います。ですから,私はこの点はもう一度,市長さんが,ひとつ苫田の町長さんになったと同じ立場ですから,よくお考えになっていただきたいというふうに思うんです。 それから,芳泉小の問題については,これはやっぱりまず分離で方針確認をして,そして大至急事に当たって,分校方式は大規模校の固定化,過大校の解消,過大規模の解消にはならないというふうに思いますので,ひとつきちんとした御答弁をお願いをしたいというふうに思います。 第2回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。 ◎助役(鹿子木貢君) 場外馬券場につきまして,今回の建築確認をいたす際についてのいろんな問題でございますが,この点につきましては,15日の問題もございますし,先ほどお答えいたしたとおりでございます。しかし,その後やはり地元の方たちとのお話し合いということで,実は私,先週の土曜日の午後,代表の方を五,六人に絞っていただいて,そしていろんな考え方のお話し合いというか,意見交換と,まずそれを行うことができまして,そして翌日の日曜日に上京して,今週月曜日に競馬会並びに農林省へ出かけて,そして華房議員にお答え申し上げましたとおり,市の考え方をはっきりと申し上げて,そして競馬会におかれても農林省におかれても,それに応じたような対処の仕方あるいは御指導をお願いしますということで,市の考えはよくわかりましたと,こういうことであったわけでございます。 なぜ競馬会を呼ばなかったかということでございますけれども,これは競馬会というのは御案内のとおり政府全額出資の公益法人でございます。私も何回か出かけましたし,市長も出かけておられまして,中央競馬会のお考えというのも十分把握している中での総合的な判断の中での建築確認ということであったということで御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 それから,ちょっと,私が何か法制局に籍を置いたように何かいつか申し上げて,そうとられているようですが,私は籍を置いたことはございませんで,内閣法制局には法律を担当しているときに連日連夜,しばしば通ったという意味でございまして,私が籍を置いたことはございませんので,その点は訂正さしていただきます。 ◎民生局長(木村公男君) 平和の日の制定をいつまでにと,再質問でございますが,先ほど御答弁申しましたように,市民や議会の皆様の御意見をお聞きする中で検討してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎衛生局長(竹原良一君) 保健所の充実について県とよく話し合えということでございますが,市民の健康を守るという立場でよく話し合ってみたいというふうに思います。 ◎参与(井堀晃郎君) センチュリーパークの問題でございますけども,やはり,これまでもお答えを申し上げておりますように,新しい時代に向けての,あるいは市民の余暇時間の問題,新しいニーズの問題等いろいろ考えて,やはり都市の活性化の一助としてやっていきたいと,このように考えておるところでございます。 ◎参与(中山彰君) 場外馬券場の問題につきまして,15日の幹部会を知っておったのかという再質問でございますが,私そのときはちょうど体調を崩しておりまして,15日は休ましていただいておりましたので……。どうも大変失礼しました。 ◎教育長(奥山桂君) 芳泉小の分校方式についての再度のお尋ねでございますが,我々としましては一般的には過大規模校の解消は分離校方式によるということは変えておりません。しかし,先ほどもお答えを申しましたように,当面次善の策としてこの方式によって解決を図らざるを得ないというふうに考えておりますので,御理解をいただきたいと思います。   〔3番田畑賢司君登壇〕 ◆3番(田畑賢司君) 馬券についてですけれども,結局そんなら参与もいない,そしてまた助役も市長もいらっしゃらんときにどんどんどんどん事が進んだということですが,こんなばかな幹部会議というのはないと思いますがね。一体どういうことですか,これは。はっきりしてくださいよ,中身をきちんと言ってください。それから,顔を立てて幾らか期間を置いてこの工事を始めた場合に,トラブルは必至ですよ。市はその場合はどういうふうにしてやめさせるんですか。担保されるもの,またこの絶対阻止をする,決議を守って行動する,この立場でやる,こういうふうにひとつやっていただきたいんですが,お答えいただきたいと思います。 それから,教育長,芳泉小についてはそれじゃ解消にならんと思いますよ。もう一度きちんとして,その推移についてもお示しください。これからの見通しです。 ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。 ◎助役(鹿子木貢君) 馬券場問題につきまして,保証といいますか,担保はどういうふうになるかというお尋ねでございますが,華房議員にもお答え申し上げましたように,市の考え方をはっきりと申し上げて,こういうことで,現在岡山市はこういうことで考えております,市議会の反対決議も尊重しております,市は賛成をしているわけではございません,ということは明確に申し上げております。 それから,幹部会の件でございますが,幹部会は内部の重要な会議でございまして,欠席をされる人もありますけど,局長がいなければ担当課長といったことで,組織として内部的な場でございますので,1人欠けたらその会が成り立たないというふうなものではないというふうに考えておりますので,よろしくお願いします。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 芳泉小学校問題のこれからの見通しについての再々のお尋ねでございますが,今後につきましては芳泉小学校の児童数の推移等を見守りながら検討をしてまいりたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(片山仁君) 次は,順序に従いまして寺田明生君。   〔15番寺田明生君登壇,拍手〕 ◆15番(寺田明生君) きょうは市議会を勉強しようと市民の皆さんの中でこの桂木会という女性のグループも勉強のためにおいでいただいております。ほかの市民の皆さんも大勢おいでいただいてるわけですけれども,ここでのやりとりをごらんいただきながら,どんなことをお感じでいらっしゃいますか。 私は民主クラブという弱小の会派でございますので,時間は40分ほどしか与えられておりませんけれども,民主クラブを代表して最後の代表質問をさしていただきたいと思います。 今,共産党の田畑さんとのやりとりの中にもかなりこの特徴があらわれていたわけですけれども,私は市長の政治姿勢ということについて,所信表明,市長の所信表明の原稿をいただいておりますので,その所信表明を一つは材料にしながら,もう一つは馬券場の問題を材料にしながら,どうも市長,この多くの陰の声が,市長もう一つ指導性に欠けるところがあるぞという声があるわけですが,それがどうも本当にそうだなあというふうに思えるところがあるというふうに思いますので,そういう点からぜひ,批判のないところに進歩はないわけですから,少し市長の政治姿勢について批判的見解を表明してみたいと思います。 まず,所信表明ですけれども,所信表明の中で今回の予算というのは5つの柱に基づいて予算編成をしたと,このように書いてありまして,言われましてね。それで,その第1の柱として個性と風格のある中核拠点都市づくりということが挙げられているわけですけれども,この中核という言葉を除いて,個性と風格のある都市づくりと,こういうふうにしてみたとしても今回の予算編成必ずしもおかしくないといいますか,拠点都市でなかってもやらなきゃいけないことばっかりしか羅列されていない。市長はまた所信表明演説の中で,まさに岡山市の将来を決定づける重要な年がことしであると,ことしを誤ったら岡山市の将来はないというぐらいにこの年というのが大切だと,こういうふうに認識を表明されているわけですけれども。そして,それがなぜかといいますと,大型プロジェクトが次から次へと誕生していくと,そして岡山市を中心としたその交通革命が行われ,そうしてまた瀬戸大橋も誕生してくると,そういう中にあってこの新しい岡山の時代が始まるんだからことしが一番最初の一番大切な年なんだと,こういうことだろうというふうに思うわけですけれども,そういう年に当たって将来の岡山市を一体どういう方向に持っていこうとするのかというふうなことの具体的なあらわれが実はこの中核拠点都市という言葉なんですね。で,この言葉はあるけれども,じゃあ中核拠点都市というのは一体どういう都市なんだというふうなことについては具体的には僕は何にもあらわれてないように思うわけです。やはりその将来に向かって,これだけ大きな変革の時代にあるときには,市民と一緒に歩いていくということは,これは政治の手法として非常に大切なことではありますけれども,一体どういう方向に進んでいったらいいのかというふうなことがわからないときには,やはり市民のトップに立っている市長は,ぜひ私はこういう方向で歩いていくんだと,市民の皆さん一緒に私についてきてくれということで,未来に向かって方向を指し示すという,そういう未来を洞察した方向の提示というのが必要だと思うし,まさにことしがその年ではなかったのかというふうに思うわけですけれども,市長の認識からしてもですよ。中核拠点都市という言葉は使ってあるけれども,一体それがどういう方向のどういう都市なのかというふうなことは明確でないと。この点においても僕はやはりこの指導性といいますか,将来の洞察というふうなものが非常にやっぱり不安を感じるということが1つです。 それから,馬券場の問題についても,これはもう今議会でもいろんな人が言われましたので,ちょっと角度を変えて言いますけれども。 やっぱり,市民と一緒に歩こうとする市長さんにしては,非常にわかりにくい。片一方では馬券場については,あそこの場所は適当でないから岡山は賛成してないんだ,議会の反対意見というのは尊重するんだと,こういうふうなことを言っておきながら,紛れもなく馬券場にしか使われない建物については建築確認をおろすと。それで,その理屈は,この建物の建築確認と馬券場をつくるかどうかというふうなことは別個のことだからと,こういうふうに分けてやられるわけですね。これは官僚的な物の考え方なんですよ。普通の市民の皆さんだったら,これ使われることに反対の建物だったらもともと建築確認なんかおろす必要ないわけだから,岡山市は反対しているんだから,とにかくこれはペンディングにしときますと,市民の皆さんのコンセンサスが得たときに初めて建築確認も審査いたしましょうと,岡山市は反対なんですよと,こういうふうにやれば非常にわかりやすい。議会も反対しているし,それからその反対していることに使う建物だったらそれも審査はしないと。それで,これは審査をしないことは法律に反するんだと,こういうふうに言われますけれども,例えば他都市でも市長や議会がこの馬券場の問題について反対してできなかったところがあるし,そういうところでペンディングにしているところは幾らでもあるわけです。やろうと思えばできる。それを,この片一方では建物については法的に対応する。それから,馬券場の問題についてはもう一つ政治的に態度を明確にしないと。このことがこういう大きな混乱を招いてきている原因だというふうに思うわけですね。 で,最近助役さんが,最近やっと地元で話をしたなんていうふうに言うんだけれども,市民とともに歩むんだったら,計画が出たときにすぐ出かけていって,おい諸君,君らはどういうふうに考えとるんならと,こういうふうに言うのが当たり前で,どこが市民とともに歩いていますか,これは。市民の陰に隠れて,官僚の陰に隠れて,農水省の陰に隠れてやっているんじゃないですか,この問題については。市民とともに歩いていませんよ。だから,そういう姿勢が今回の問題については一番大きな問題だと思うんです。 農水省に行ったときの話でも,慎重に対応してくれと,そんなこと慎重に対応するのは当たり前の話ですよ,行政がやるのは。認可権は農水省にあるかもしらんけれども,岡山市はともかく反対なんですよと,はっきり言えばいいわけです。慎重に対応するとかいうような,そういうふうにわかりにくい言葉を使うというのはよくない。市民の皆さんと一緒に歩くんであれば,市民の皆さんにわかるような言葉でやっぱり政治をやっていただきたいと。 こういう2点からしても,僕は非常にこの態度が明確でないといいますか,水際立っていないというか,リーダーシップに欠けるところがあるということで,ぜひこの点については深い反省をしていただきたいと,このように思っているわけです。 さて2番目が,財政問題であります。 財政問題については,これは非常に多くの人がいろんな指摘をなさいましたので,私は感想を一言申し上げるだけで,あとは取りやめさしていただきますけれども。 今回のこの財政の見方,今市長を非常に批判いたしましたけれど,全般的に見た場合には非常に積極財政でもあるし,それからもう一つの市民の皆さんの要望にこたえるというふうなことで,いわば下水道の整備であるとか,それから生活道路の整備であるとか,そういう問題については従来の2倍の予算もつけて,大きなアクセントをつけておられるという点で,こういう点では市長の非常に誠実なお人柄があらわれているなあというふうなことで,非常に感心いたしておりますし,全体的に見ても6.2%ですか,これだけ厳しい状況の中でそれだけの積極予算を組んでいるというふうなことについては評価できるんじゃないかというふうに思っております。 ただ問題なのは,これから先のこの財政の中で,結局投資的経費が,今回若干,4%ぐらいでしたかね前年度に比べて伸びておりましたけれども,これからもこういう伸びが期待できるかというと,そうじゃなくて,結局どこに予算の活路を認めるかというふうなことになると,恐らくこの義務的経費の部分をどれだけどういうふうに縮めていくのかというふうなことで活路を開いていかなきゃいかんのじゃないかなと。それからあともう一つは,借金の部分ですけれども,この見通しについて一体財政局長はどんなふうに思ってられるかというふうなことについて1つだけお尋ねをしてこの予算の問題については終わりにしたいと思いますけれども。 いずれにしましても,この義務的経費の中で公債費が9.4%と,これをぐっと抑え込むことによる以外になかなかこの財政の大きな伸びといいますか,投資的経費の拡大というふうなことは難しいんじゃないかというふうに思っておりますけれども,そこの点について賢明な財政局長の見通しをぜひお聞かせいただきたいと思います。 さて次が,今度は国際交流事業についてであります。 市長はその所信表明演説の中でも,やはりこの一つのポイントとして国際交流というふうなことを挙げておられます。新しい潮硫の一つとして国際化が叫ばれておりますと,こういうふうなことで国際交流事業にも力を入れたというふうに述べておられます。それで,ここの中には,洛陽市との経済界の交流であるとか,あるいは技術の交流であるとか,文化交流であるとか,そういうふうなことをやりたいと,それからサンノゼからもいろんな人を呼びたいと,これは非常に結構なことだというふうに思います。結構なことだというふうに思いますけれども,国際交流というのは,都市の国際化というのは一体どういうことなのかと,私は何度もこの壇上から言わしていただいておりますけれども,また重ねて申し上げたいと思いますが,本当の国際化というのは,姉妹都市と適当にセレモニーをこなしていくというふうなことだけが国際化ではありません。もっと大切なことがたくさんあると思うんです。 例えば今日本が非常に批判されていることの一つとして,南アフリカのアパルトヘイトの問題があります。これについてもきちんとした批判をしないままに,日本はいつの間にか南アフリカにおいて経済貿易高が一番高い国になってしまった,気がついてみたらなってしまっていた。経済至上主義で,人権に目をつぶる姿勢。これはインドネシアでの東チモールに対する態度にもこれはあらわれております。かつてインドネシアというのは民族自決の旗頭だったわけですね。これが今やその東チモールに対して,60万人の国民のうち20万人を虐殺していくというような,そういう民族壊滅の政策をインドネシアはとっているわけです。このインドネシアに対して日本は円借款においても莫大なものを持っておりますし,貿易取引としても最大の国になっておると。ついせんだってはシンガポールで政治犯がたくさん逮捕されて拷問を受けている。そういうところにあっても,別にそれについても目をつぶっている。経済至上主義でもって,他の国の国民がどんな目に遭ったとしても,それについては目をつぶってしまっているという。そういうところにその国際性のなさということで批判をされておるわけです。 「遠い夜明け」という映画がつい最近来るようになっていますけど,これは岡山市の職員の皆さんも全員見ていただきたいと思いますけれども,東アフリカの問題を取り上げた映画ですが。これをついせんだって宇野宗佑さん,外務大臣の宇野宗佑さんが見て,その感想を述べてましたけれども,私はこんなものがあるというのを知らなんだと,こういうふうなことを言っておるわけです。それがまさに日本人の国際感覚を代表しとんじゃないかというふうに思うわけですけれども。私たちはそういうものを,国際的に日本が批判されていること,そのことを他山の石として,岡山市ではそういうふうなことのないようにということで具体的な施策を,国際的な施策を打ち出していかなきゃいけない。 それの一番手っ取り早いといいますか,そばにある問題は,やはり在日韓国人,朝鮮人,中国人の問題ですよ。岡山市に5,000人近くが住んでおります。こういう人たちは,国籍がどうであろうと,国が彼らをどう取り扱っていようと,とにかく岡山市民で,君も岡山市民,私も岡山市民,同じ岡山市民だから同じように生きていこうじゃないかというふうなことで,生きる上で不都合があればそこはどんどん是正をしていくという,そういう市政を実行してこそ本当に国際化に対応する都市岡山市と,こういうふうになるんじゃないですか。 例えば,市長の施政方針演説の中にもこういうふうに書いてあります。海外からの来訪者が滞在しやすく──ここは旅人です──暮らしやすい都市づくりと,外国人が暮らしやすい都市づくりと,こういうふうになってますけれども,依然としてこの在日中国人,韓国人,朝鮮人に対する就職差別,こういうものはあります。何度も私はここで取り上げていますね。岡山市独自で,例えば岡山市に外国人を採用するという制度をもっと一般的に広げていったらどうかというふうなことについても,これもなかなか前に進まない。こういうふうなものを新しい時代に向かって,きちんとはっきり指導性を持って打ち出していくというのがまさに国際化の中の岡山市と,そういうふうなことになるんじゃないかというふうに私は思います。 だから,今回の予算に上げられている,こういう国際交流事業がいけないとは言いませんけれども,これと合わして,ぜひ今申し上げたような角度から,外国人が日本で本当に暮らしやすい,住みやすい,日本に行ったらそりゃもう岡山に住むが一番ぞというふうに言われるような岡山市の都市づくりをぜひ考えていってもらいたいと。 そのためには,今非常に苦しんでいる,前回の本会議でも言いましたけれども,留学生会館をつくっていくとか,それからまた触れ合いの,川崎市がやっているような触れ合い会館といいますか,外国人が自主管理できる会館をつくっていくとか,そういうことをぜひ打ち出していってもらいたいなというふうに思っている次第です。 国際交流事業についてはその程度にさしていただきます。 さて続きまして,市制100周年事業。この中で4つほどお尋ねいたします。 第1は,女性100年史をつくっているんだというふうなことでございますけれども,この100年史について一体どういう姿勢で取り組んでいらっしゃるのか,これを教えていただきたい。 恐らく女性100年史といいますと,その大半というのは女性と母性を否定し,あるいは差別する歴史であったというふうに思うわけですけれども,そういうものをどんどん女性が,女性のグループが,例えば国防婦人会なんていうのは,女性が女性みずからの手で女性を否定し,母性を否定した時代もあったわけですから,そういうところもきちんと触れながらやっていくのかどうか,この基本的編集姿勢をお知らせください。 次が,町名保存です。 町名というのは,いろんな意味でその背後に歴史と文化を秘めておりますけれども,この町名保存についてもどういう姿勢でやっていらっしゃるのかというふうな基本的な保存姿勢を御説明いただきたい。 それから3番目が,西川イベントカルチャープラザ。 これは言葉から見れば何となく想像ができないわけじゃないですけれども,これもこの新しい事業として上げられておりますけれども,どういうものか具体的なイメージを教えていただきたいと思います。 さてそれから,目玉であります新総合福祉センター。 これはやっと場所がこういうところに決まったというふうなことでありますが,この場所については多くの議員から,この利便性の問題でいろいろ問題点が指摘されておりました。で,この利便性の問題について,恐らく総合センターをつくるにはいろんな角度から検討なさって,点数をつけて,総合点があの桑野の土地がよかったということで,あそこについたんでしょうけれども。じゃあそのマイナス点だった利便性について,どういうふうなフォローがあるのかというふうなことについて,きちんとしたやっぱり納得のできる御説明を,御説明といいますか,今後の手当てをしていただかなきゃいかんと思いますので,その利便性についてぜひ説明していただきたいと。 それから,自治省が推進しているリーディングプロジェクト構想にたまたまこれが乗ったということで,初めは単独でやるつもりであったけれども,恐らくお金の面でリーディングプロジェクト構想に乗った方がいいだろうということで,インフィニティーシルバー岡山ですか,こういうものを答案を書かれて,それに合格点が与えられたから今回総合福祉センターについて特別の予算手当てができるようになったということでございましょうけれども。そうすると,これは単に総合福祉センターというふうなことだけではなしに,リーディングプロジェクトの中には当然まちづくりという条件なんかもあるわけですから,恐らくあの地に新しい福祉のいわばモデル都市みたいなものができ上がっていかなけれぱ,このリーディングプロジェクトの完結というふうなことにはならないんじゃないかと思いますけれども。そうすると,そのリーディングプロジェクトの関連が一体どうなっているのかということと,あそこは大部分が用途区域としては準工業地域です。それから一部工業地域がありますけれども,この都市計画との関連についてはどういうふうになるのかということについてもぜひ御説明をいただきたい。 それからもう一つは,今日,畑議員も御指摘なさったわけですけれども。保健所の問題との整合性といいますか,保健所を一体どうするのかと。 今,保健所というのはどうも岡山市民にとっては何をやっとる機関かようわからんみたいな感じですね。犬や猫の交通事故の処理をするのをお願いしたりとか,野良犬の整理をしたり,それからスナックやバーや美容院とか食堂なんかの認可をしておると。その程度しか市民との距離があんまり感じないわけですよね。市民の健康についてだったら,市民の皆さんすぐ岡山市に来られる。ということは,保健所のイメージが非常に影が薄いというふうなことがあるんですけれども,この保健所と,今回総合福祉センターの中にも非常に積極的な保健機能が組み込まれていますけれども,これとは一体どういう関係に立つのかというふうなことについてもぜひ御説明をいただきたい。 さてそれから,ぜひこの建物については,多くの福祉関係の諸団体の皆さんが自分のものとして使われなきゃいかんわけですから,関係団体の意見をよく聞いて,皆さん方の意見をよく聞いて,市民の皆さんの意見をよく聞いて,それでぜひこの運営と構成をやっていただきたいということを前から言ってたわけですが,まだ十分に聞けてない部分もあると思いますので,さらにこの作業を積極的にやっていっていただきたいものだと,このように思っております。 以上,総合福祉センターについては4点お尋ねいたします。 さて次は,今度は自転車条例についてお尋ねいたします。 この問題についても,もう多くの方が質問をなさいましたので,私はこの条文といいますか,手法について1つだけお尋ねしたいと思いますが。 自転車が放置されていると,放置されているのに対しては,放置してはいけませんよというふうに警告をすると。で,警告をして,それに従わなかったら,これを撤去して保管すると。保管して3カ月たって,取りに来なさいというようなことでやっても取りにこなかったら,それを処分すると。一言で言えばこういう流れになっていますね。この警告から処分までの間の時間が一体どのぐらいかかるのかということが第1点。 それから,処分の種類というのは,処分するというふうに書いてあるだけですけれども,処分の種類というのはどういう種類になるのかと。例えば廃棄してしまうというふうな処分になるのかどうか。それについてまずお尋ねしたい。 それから,この岡山市自転車等放置防止条例が実行されたら,本当にこの自転車の放置というふうなものがなくなって,岡山市のまちが非常にきれいになるというふうな自信のほどはどうかというふうなこともあわしてお尋ねしたいと思います。 さて,自転車条例についてはこのくらいにいたしまして,次が婦人行動計画策定と婦人問題懇談会と,この問題に移らしていただきますけど,これもさらっと流さしていただきます。 我が国が女性差別撤廃条約を批准いたしましてから約1年が今過ぎ去ろうとしているわけですけれども,これはいろいろとこれからが大変というふうなことで,恐らくこれから政府の方も,国連の委員会の方から4年に1回ずつは督励がなされて,一体どういうふうなことがきちんと行動がなされているのかというふうなことを報告しなきゃいかんようなシステムになっております,4年に1遍ずつ国連の方で。だから,そういうふうなことに力を入れていくと思いますけれども,岡山市はそういうこととは関係なしに,この精神を受けて恐らく今後の婦人政策についての政策の策定をやっていこうとなさるんだと思いますけれども,この婦人行動計画策定についてどういう基本的な姿勢でなさろうとなさっているのかということをまずお尋ねしたい。 それから,婦人問題懇話会をつくるというふうにおっしゃっていますけれども,これについても,今までのように各種団体の長みたいなものをずらっとひな壇に並べて,それで事足れるというふうにするのではなくして,岡山市にもたくさんのこの婦人問題についての運動したり,勉強したり,研究したりしていらっしゃるグループがあります。そういうグループを丁寧に根気よく探し出して,そういう人たちにぜひこの懇話会のメンバーになっていただいて,岡山市における婦人の地位の向上ということに本当に役立つものにしていただきたいと。こういう形だけやってるよというふうなことでお茶を濁すことのないように,前もってお願いしておきます。 次が,生活保護費と実態の見直しについてということでございます。 生活保護費については,今まで過去数年間の間に18パーミルからですね,1,000人に18人という率から1,000人に14人という率まで4人ほど確かにこの数年の間に大変な御努力があって落ちてきておりますけれども,それでもまだ全国平均では1,000人に10人,岡山県平均でも1,000人に10人ということでありますけれども,岡山市はやはりまだまだ保護率が高いと。じゃ保護率が高いこと自体がですね私は悪いというふうに言うのではなくして,本当に必要な人に必要な保護をするということ,これは非常に大切なことです。 ところが,僕はどうも今実態を見てみますとですね,保護家庭から非保護家庭に指導されて移るときにですね,割合まじめに人生を生きててですね,何とかそういう保護家庭から非保護家庭に移ろうとする努力をしてるような感じの人たちばっかりが,まだもうちょっと保護やっとった方が,将来の立ち直りのためには保護家庭にしとった方がかえっていいんじゃないかというふうな人たちがむしろ非保護家庭に移っていってですね,この制度を悪用している人たちですね,悪用している人たちはですね,依然としてこの制度を利用してお金をもらって,片一方では働いているし,ぶらぶら一日じゅう遊んでるというふうな人がですね,やっぱりたくさんいるんです。僕は,例えばこの場でそんなことなかろうというふうに皆さんがおっしゃったら,具体的に名前を挙げてでも5人や6人はすぐ挙げられます。そのぐらいに身近にですね,そういうケースがあると。そうすると本当に正直者,この生活保護政策の中にあっても本当にこれに正直に対応して,市民の皆さんの負担を感じながらやってるのは本当に自分としては心苦しいと思いながらやむを得ず受けている,そういうまじめな人たちと,それからもう開き直ってこれを悪用してる人たちとがですね,この制度の中でもやはり正直者がばかを見るみたいな結果がですね,この率を引き下げるというふうなことによってあらわれてるんじゃないかというふうなことが非常に危惧されますので,この辺について一体市当局はどんなふうに考えておられるのかということと,やっぱりこれはもう制度そのものをですね国の段階から直してもらわなかったらどうもそこまで市の力でどうにもならんというふうなことであれば,そういう国への具体的な働きかけをする意図があるのかどうかということをお尋ねしたいと思います。 さて次が,住宅新築資金。 今回も住宅新築等資金の貸し付けについて大変な予算額が組まれてるわけですけれども,これについてですね,63年度から新しい年が今始まろうとしているわけですから,ぜひ私たちが制定した抵当権条項を新たに加えた条例の遵守についてですね,ここでスタートに当たってはっきりと,今度はですねああいうことのないというふうなことを約束していただきたいと思います。 私たちが苦労して抵当権条項をくっつけたこの条例もですね,例えば西大寺支所においては簡単にないがしろにされてですね,抵当権をつけないでまたこのぱっとお金を貸すという,そういうふうなことが,宿毛から出てきた分については12件ともそうだったわけでしょう。で,私たちは委員会でこれを訂正,委員会でやかましく言って,やっと全部に抵当権がついたそうですけれども。こういうふうに条例が簡単に無視されて団体からの要求が簡単に入っていくという,そういう体質は絶対に改めなければ市政はよくなりません。ぜひ63年度以降は1件たりともこういうケースを出さないという,そういう覚悟であるということをここでぜひ決意のほどを披露してもらいたいと思います。 それから,歓楽街クリーンアップ作戦。 これについてはですね,なかなか岡山市もいろいろ問題がありますし,今回も多くの人が取り上げられました。 私は1つだけ提案をしたいんですけど,林原駐車場のとっからですね,直角に西川に向かう通りにはですね,随分こうたくさん女の人がですね立ってて,お客さんのそでを引いてるんですよね。あれは何でそでを引いてるか言ったら,あすこ暗いんですよ。暗いから目につかない。それで,僕は絶対明るくなったらやめると思うんです。 これどうしてかというとですね,大体ようく見てみると,実は僕はしばらく,1年半前の参議院選挙のとき,あの近くに事務所を置きましたんでね,あの手伝ってる人の事務所を置きましたんで,しょっちゅうあそこを通ってる。よく見てみるとですね,立ってる人はかなり年配の人が立っとんですわ。だから明るかったら絶対こう,もう立つのに耐えられないというね,こういうふうな感じになるんじゃないかと思うんで,まず明るくしたら絶対あすこはですねいなくなります。 それで,僕は実はそのとき町内会長さんに話に行ったんだけど,この辺の町内はもうとにかくばらばらで,商店ばっかりだからばらばらで,私がまとめていくなんていうふうなこともっていうふうなことだったんで,普通の手法でやるんではなしに,これは一つの観光対策かなんかとして,あすこをメーンの次の通りですからね,あすこを明るくしていただいたら,それだけでも絶対になくなると思いますんで,あすこに街灯を設置していただいたらどうかということと。 県はこれについて防犯カメラを設置すると言ってるんですよ。これは僕は非常に危険な発想だと思いますね。市民の動きをですね,いつもそこを通ってるのは,そういう人たちばっかりが通ってるわけじゃないし,普通の人も通ってるわけですから,防犯カメラで一々我々の行動をですね監視されるようなことになったら,これはちょっと危ない。発想として警察国家の発想だというふうに思うので,県これやろうとしていますけど,これはぜひやめさしてください。ぜひこれもお願いしておきたいと思います。次が芸術音楽ホールでございます。 この芸術音楽ホールについてはですね,これはもうここでぜひ警鐘を鳴らしとかなきゃいかんと思うんですが。 実は今でき上がろうとしている岡山市の芸術音楽ホールはですね,設計図で見ますと,奥行きがですね11メートル,そうして幅が20メートル。私が今ここで問題にしたいのは,奥行きの問題なんです。 舞台に奥行きが必要だということは,もちろんどなたでもですねすぐ理解ができると思うんですが。奥行きが11メーターぐらいではね,ちょっと困るというふうなものは,例えばミュージカルであるとか,オペラであるとか,バレエであるとか,こういう本格的なものについてはですね,後ろにつり物と,専門用語でつり物というんですけど,要するに背景であったりいろんな造作をするわけですね。それで舞台監督の何というか,神経の使い方っていうのは,もう最近は大変なもんだそうなんです。で,それがあって初めて本当のですね,芸術性の高い,踊りにしたって,オペラにしたってですね,生きてくるということがある。それなのに,11メートルではそういう本当のですね,本格的な舞台はつくれないというんですよね,11メートルでは。 例えばじゃあよそのところは一体どうなってるのかというふうなことを見ますとですね,例えば,最近ちょっとこのあれが老眼になってきまして,小さい字は眼鏡かけないと見えないんですが。例えば笠岡の市民会館が12メートル,それから児島の市民会館が12.2メートル,大して変わらんなあとお思いですか。玉島の文化センターが12メートル,倉敷の市民会館が今何と18メートル,それから岡山市民会館が──今よりも大きいんです──15メートル,それから市民文化ホールが12メートル,それから大阪のフェスティバルホールが22.7メートル,藤井寺の総合市民会館が12.2メートル,それから熊本の市民会館が17.4メートルで,熊本のコンサートホールが14メートルで,熊本の県立劇場が20.5メートル,それから愛媛県の文化会館がメーンホールが24.5メートルで,サブホールが15メートル,これいいですね。それから神戸の文化ホールが15.5メートルで,神戸文化ホールが16メートル,それから明石の市民会館が15メートルで,明石の市立市民会館が,これは8メートルですけれども,小ホールですからちょっとあれには比較にはなりませんが。というふうにですね,ほとんどが15メートルは超えてるわけですよね。15メートルから16メートルないとだめで,今の岡山市がつくろうとしているのだとしたならば,オーケストラは大体あれで十分なんだそうですが,それ以外の新しい最近の若い人たちの音楽であるとか,それから今申し上げましたオペラであるとかバレエであるとか,こういうふうなものは本物はですね見れない。それだけじゃなしに,あの舞台を見たら本物の芸術家たちはあの舞台は避けるだろうというふうなことです。 なぜこうなったかというと,倉敷の市民会館が今1,900人で,岡山は絶対にそれよりも多くですねしたいというふうなことで,2,000人という人数にこだわったからそうなったわけです。ところがですね,中途半端な出し物を2,000人の人に見てもらうのと,ね,1,500人でも本物を見てもらうのとは一体どっちがいいんですかって言ったら,市長もこれはすぐおわかりでしょう。市長はこの文化のことについて何と書いとられるかといいますと,言葉だけではええことを書いてあるんだよ,今回のはなあ。「新しい市民文化をはぐくむことにより,個性的な岡山文化を創造し,後世に伝えることが肝要であります。」──そんな中途半端な芸術を後世に伝えるんですか。「そのための場と機会を提供いたします」と,こういうふうに書いてあるでしょう。場を与えるというのがまさに今回の芸術音楽ホール。これが中途半端なホールだったとしたら,僕は将来に向かって大変な禍根を残す。これまで何ぼ芦原さんという偉い人が設計したかどうかは知らんけれども,直ちに岡山市の市長の権限でですね,客席を減らしても舞台を広げてくれと,こういうふうに言ってもらいたい。これが私のお願いであります。 それから,この芸術文化ホールについてはもう1つあるんですけれども,搬入がなかなか大変なんだそうです,搬入が。最近のちょっとした催し物というのは11トン車で3台ぐらい来るんだそうですね。それをあっという間に搬入しなきゃいかんのにですね,搬入のそのエレベーターというのが小さくてですね,どうにもならんというふうに言っておられました。しかもちょっと大きな物をですねやると天井につかえるけれども,天井がですね抜けてないからですね運べないという。ぜひ天井だけでもですね抜けるようにしてもらいたいなあというふうに思ってるわけですけど,それもあわしてお願いしたいと思います。 さて,それから次は教育問題ですけれども,物の時代から心の時代へと,教育行政のソフト面の充実はと,こういうふうにいたしておりますけれども。 この教育の問題についてはですね,今回予算を見さしてもらいましたがですね,物から心の時代というのは何回も言われているし,教育長も非常に格調の高いお話をですね,その場から何度もなさったわけですけれどもですね。私は今回の教育予算を見てもですね,非常にやっぱり残念だと思うのはですね,やはり教育環境の整備というのは大切ですけど,箱物に力が入り過ぎてる割にはですね,ソフト面でですねどうも手当てが足りないと。活力ある学校経営というのがあったから,おっ,しめた,ここに大分あるなというふうに思って見ましたけど,額を見ると200数十万円ですわ。これはちょっとやっぱりこれで何ができるのかなというふうに思いましたしね。 それから,生徒指導推進員のね延長というのも,これは当然のことなんです。当然のことであるんですけれども,この生徒指導推進員というのは何度も申し上げているように,とにかくまともに学校の先生になる試験を受けてきた学校の先生が子供たちと対応しとったんじゃ手に負えんからというふうなことでですね,言葉はちょっと失礼かもしれないし,言葉として適当じゃないかもしらんけれども,いわば落ちこぼれの先生ですよ,試験に受からなかったんだから。その先生方が学校に行ってですね,子供たちに対応したら,もう物すごくうまくいくという。したらこのこと自体がもう今の教育制度のですね,問題点を象徴しとんじゃないですか。この生徒指導推進員というのは,先生の試験に落ちた人でまた来年も受けようかというて頑張ろうかとしとる人たちを我々ずっと集めとんですよね。その先生方の方が子供たちとうまく心とのつながりができる,人間教育ができるというのは,このこと自体がもう世の中が逆さまになって,今の教育が逆さまになってることの象徴なんですから。これを延長するというよりも,むしろこの人たちが今やろうとしている,あるいは現実にやっていることについてですね,どんな応援ができるのかということとか,この人たちのやってることを一つのヒントにしてですね,もっとソフト面の充実をしていくことにお金をかけてもらいたいなあというふうに思ってるとこです。 もっと言いたいわけですけれども,ちょっと時間があんまりありませんので,こういうことで終わらしていただきまして。 総合福祉センターのとこにもう一度返りますが,あそこには大変な下水処理施設をつくらなきゃいかんので,その点について一体どうするのかというふうなことを委員会でお尋ねしたときにですね,下水道をですね,岡東処理区の下水道の管を何とかしてですね福祉センターの方まで延ばして,将来のまちづくりというふうなこともあるので,これに対応したいというふうなことだったんですが,これは本当にそういうふうになるのかどうかというふうなことをお尋ねします。 そして最後に,チボリ公園でございますが。 このチボリ公園についてはですね,私は本当にいいのか悪いのかというのがいまだに市民の皆さんに向かって自信を持って言えないんです。というのは,いろんな資料を持ち合わしてないから言えないんですけれども。瀬戸大橋だけではですね,やっぱりちょっと,すぐ瀬戸大橋を見たら県外から来たお客さんは四国に行って,四国に泊まるんじゃないかなというふうなことで,もう一つ,せめて1日は岡山にとどめとく何か観光施設がなけりゃいかんだろうなというふうなことはよくわかるわけですが,それが果たしてチボリなのかどうかというふうなことはわかりません。 わかりませんけどですね,ここにちょっと一つだけぜひ研究していただきたいことがあるんですが。 例えばですね,2年後には四国の綾歌にですね,日本ゴルフ振興というところが西日本のディズニーということで,実際の土地代は別にして350億の予算で西日本のディズニーランドというのをつくる予定があるという。それから北九州ではですね,北九州の八幡にやはり2年後にですね,あれは新日鉄でしたかね,これがアメリカのNASAかなんか提携をして,宇宙未来公園みたいなものをつくると,こういうふうな計画があると。それから神戸のウオーターフロントを利用した話がついせんだって出ましたね,この議会で。そういうものもあると。それからさらにですね,宝塚遊園地では既にチボリ公園と姉妹公園縁組というのをしとんだそうですね。そして,向こうがこう閉まってるときには,いろんな催し物は宝塚遊園地に来てやっとるんだそうです。今やってるのは,ベネウェイサーカスいうのをやっとるんだそうですよ。そうするとですね,そういうようなものがこの近辺にどうっとできたら,みんなで客の取り合いをして,本当に今言っとられるようなことができ上がるのかなどうかなというふうなことがね,非常に心配もあるわけで,そこら辺とのその何というのか,調和というか整合性というか,そういうものについてどういうふうにお考えかをお尋ねしまして,私の第1回目の質問を終わらしていただきます。 どうもありがとうございました。(拍手) あと1分あります。 ○議長(片山仁君) しばらく休憩します。    午後2時15分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後3時8分開議 ○議長(片山仁君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 民主クラブを代表しての寺田議員の代表質疑に対しましてお答えをさしていただきます。 まず,私の所信表明に関連をしての政治姿勢についてでございますが,本年は待望久しかった瀬戸大橋の開通,またジェット空港の開港という地域発展の起爆剤となるような大規模プロジェクトが完成をする年でございます。また,来年は市制100周年という記念すべき年を迎える重大な節目の年でもあります。 私どもが目指しております中核拠点都市と申しますのは,人々が便利で快適な生活を営むための諸機能の集積を有し,地域発展の核としてその地域をリードしていくような役割を持った都市でございまして,行政,情報,また流通,サービス,さらに教育,文化,研究開発などの各種の都市機能が整備された都市であります。 国際化,高度情報化,また高度技術化,高齢化,社会の成熟化など,社会の大きな潮流の中で迎える画期的な瀬戸内新時代に適切に対応するために,私は市長就任以来二度にわたりまして新総合計画の実施計画の見直しを行いまして,さらに昨年には岡山市長期展望基礎調査を明らかにしたところでございます。現在その調査をもとに21世紀に向けまして第3次総合計画の策定の準備を進めており,個性と風格,夢と希望に満ちた生き生きと躍動する岡山市の実現を目指して強力なリーダーシップを発揮をいたしまして積極的に市政を推進してまいる決意でございますので,何とぞ御協力を賜りますようによろしくお願いを申し上げる次第であります。 次に,馬券場の問題でございますが,馬券場につきましては,華房議員,田畑議員に御答弁申し上げましたとおりに,議会の設置反対決議,また地元の町内の混乱の中で,市といたしましては全庁的な取り組みを行いまして,慎重に検討をし努力してきたところでございます。 建築確認につきましては,国の機関委任事務でございまして,建築主事が法に基づいて適否を審査することになっておりまして,本件の建築確認の審査に当たりましては,建築主事が慎重に審査をし,法に適合していると判断をいたしまして,また上級の行政庁にも相談をして,2月20日に交付したものであります。 しかし,市議会の反対決議,また町内が依然として混乱を続けている状況の中でございますので,そこでこの建築をされるということには賛成できないために,確認通知書を交付する際に,建築主に対しまして地域住民の総意に基づく賛成を得ないまま建築工事に着手しないように文書をもって強く要請をし,また2月29日には鹿子木助役を上京させまして,農林水産省また日本中央競馬会に対しまして慎重な対処方を重ねて要請しているところでございますので,御理解をいただきたいと存じます。 次に,国際交流事業についてでございますが,外国人を内にあっては岡山市民ととらえるセンスを身につけることが真の国際化と思うがどうかということでございますが,国際交流は言語,風俗,習慣等の違いを超えまして,人や物,情報などが触れ合い,行き来することでございまして,国際交流が活発に行われることによりまして,国全体も,また地方においても国際化が進むものと考えられます。 さらに,国際化とは,国籍や人種を異にする人々が異質な文化を受け入れ,相互に理解をし合い,尊重し合う意識を高めていくことであると認識をいたしております。 今後外国入居住者や訪問者の増加が予想されることから,これらの人々と住民とが本当に心の交流を深めて国際感覚を養って,ともに手を取り合って真に暮らしやすい,また滞在しやすいまちづくりを目指して取り組んでまいらなきゃならないと考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。 その他につきましては担当からお答えします。 ◎助役(鹿子木貢君) 御質問のうち芸術音楽ホール(仮称)の舞台幅につきまして,ほかのホールの例も挙げて設計変更できないかという,(「幅じゃなしに奥行き」と呼ぶ者あり)奥行きについて設計変更できないかという御質問にお答え申し上げます。 この事業は御案内のとおり,岡山に本格的な日本でも最高水準の,音楽を主体とし,その性能を失わない範囲で他の演目にも対応できるというホールをつくるという方針で専門家の御意見を伺いながら事業を進めてまいってきております。 舞台上の設計変更を行うということは,この音楽ホールとしての生命にかかわりますので,非常に困難であるというふうに考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ◎助役(八木肇君) 総合福祉センターに関連いたしまして,リーディングプロジェクトとの関係ということで,本センターを核といたしまして地域のまちづくりができなければならないがということで,まちづくりとの関連についてのお尋ねでございます。 我が国のこの社会経済情勢というのはさまざまな面で大きく変わってきておるわけでございますが,今後の地方行政におきまして住民の価値観の多様化等の変化に的確に対応することが求められておると思うわけでございます。 このような状況の中で21世紀へ向けての重要な地域政策課題でございます長寿社会対策ということで,岡山市がこのたび指定を受けましたリーディングプロジェクトは,これは健康・福祉システム,それから学習・社会参加システム,これを総合的に推進しますとともに,市民が触れ合う活動の場をこれを提供し,さらに福祉情報センター機能を持たせた施設をつくろうというものでございます。このような機能を有する施設計画というのは,これは全国的にも珍しい試みではなかろうかと思ってるわけでございます。 このプロジェクトの指定につきましては,全国的な先導性が求められているということもございます。さらにまた,地域的なまちづくりに加えまして,広域的なまちづくり対策についての役割も期待されているところでございます。 この具体化に当たりましては,国,県の指導も得ながら,63年8月までに推進計画を策定するということになっておるわけでございますが,市としましてもこの新総合福祉センター,仮称ではございますが,核としますリーディングプロジェクト,この中のまちづくりにつきましては,関係部局におきまして十分協議する中で,御指摘のように下水道局もございます,あるいは建設局等もございますが,全庁的な取り組みが行われなければならないと考えておりまして,その取り組みを進めてまいることにいたしておりますので,よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◎総務局長(三宅襄君) 町名保存についての御質問に答弁をさしていただきます。 郷土の古い地名や町名というものは,市民共有の歴史的,文化的な遺産と言えるものでございますけれども,この貴重な遺産である地名,町名はこれまで幾度となく改変されております。最近では昭和37年に住居表示に関する法律が施行されまして,岡山市におきましても昭和38年から住居表示事業を実施をいたしまして,市街地を中心に300数十町に及ぶ町界,町名が整理され,岡山城下町時代から受け継いできました由緒ある町名が数多く消えておるわけでございます。このため失われた,あるいは失われつつある地名や町名の変遷,由来を記録保存いたしまして,後世に伝承していくということは極めて大切なことでございます。特に,世代交代,社会変化の激しい時代におきましては,今この事業を実施しておかなければ時期を失してしまうということから,市制100周年記念事業の一環といたしまして旧町名保存事業を実施することといたしたわけでございます。 調査に当たりましては地理学,民俗学,歴史学等多面的な観点から検討を要するわけでございます。そのようなことから岡山市地名研究会に調査を委託しておりまして,研究会では文献,資料による調査はもちろん,現地調査,さらに日ごろから地域の歴史,文化,風習などを調査研究をしておられます地元在住の古老からの情報収集もやりまして,地域住民の関心の深い事柄を身近なとこから発掘をいたしまして検討を加え,必要に応じまして記録をするという方法をとっております。 以上でございます。 ◎財政局長(関場長久君) 今後の岡山市の財政運営についての御質問にお答えいたします。 地方財政におきましては,恒常的な収支不均衡という状況が続くとともに,経済見通しなど不透明な税財政環境のもとで,今後の行政需要に適切に対応するためには,安定的な税収の確保に努めるとともに,限られた支出の中で最大の効果を生み出すことが最も重要であると考えております。そのためには経常収支比率や公債比率の動向に留意しまして,財政構造の弾力性を確保することが必要であると考えております。 具体的には,行財政調査特別委員会の提言等を踏まえまして,事務の簡素化,効率化を一層推進し,経費の徹底した節減を図る。また,行財政運営にとって効果的なものについては民間委託の推進を図る。それから,公債費の増高は財政構造の弾力性の阻害となる要因となるので,市債導入に当たっては市民福祉につながるものについて適債性,償還計画を考慮し厳選していくと,このような配慮をすることによりまして,できるだけ義務的経費の増高を抑制しまして,瀬戸内新時代にふさわしい都市基盤の整備など投資的経費に重点的な予算配分を行うことが都市の活性化につながるものと考えております。 以上でございます。 ◎民生局長(木村公男君) 新総合福祉センターについて2点の御質問にお答えします。 まず,利便性の確保についてでございますが,新総合福祉センター(仮称)の建設用地として,桑野の場合は,ゆとりのある敷地面積,周囲の環境を含めた快適性に比べて,現状ではやや利便性に弱い面がございますが,御承知のとおり県において旭川への岡南大橋の架橋計画など外環状線の整備に有利な条件も整いつつあり,またさきに華房議員の御質問にもお答えしたとおり,岡山・玉野線を運行している路線バスの直接乗り入れについて関係者の協力が得られるよう,また福祉バスによる利便性の確保についても検討を行うなど,市民の多くの方々が気軽に利用できる条件づくりについて最大の努力を払っていきたいと考えております。 次に,関係団体の意見聴取についてでございますが,新総合福祉センター(仮称)に関しましては,関係団体等の意見も聞き,可能な限り建設計画に反映させ,市民の福祉の向上につながるよう努めてまいりたいと考えております。次に,婦人行動計画策定と婦人問題懇話会についてでございますが,婦人の行動計画策定につきましては,さきに根石議員の御質問にお答えしましたとおり,昭和64年度をめどにただいま準備をいたしているところでございます。 岡山市の特性を生かした実行性のある有意義な行動計画とするため,63年度には市民意識の調査を実施し,市民ニーズを的確に把握するとともに,市民の声を反映させる組織づくりを行うなど,積極的な取り組みをしたいと考えております。 その構成は学識経験者を初め各種団体等で御活躍中の方々など幅広い層からお願いをし,多角的な御意見をいただけるようなものとしたいと考えております。 次に,生活保護費と実態の見直しについてでございますが,生活保護行政は沿革的に見ましても,あるいは国際的な視野から見ましても,社会保障制度の基底をなす国民の最低生活を守る最後のよりどころとして位置づけられており,被保護者の方々からも一般国民からも信頼され支持されるような公正な生活保護行政の推進が求められております。 本市におきましても適正な保護の実施に努めてまいっておりますが,適正実施といいますと,一部の人々には締めつけだとか抑制だというイメージを持つ向きもございますが,決して財政逼迫のためとか,国,県から保護率が高いからとの理由で適正実施を進めているのではなく,いわゆる便乗福祉,制度の悪用を図る者を根絶することによって生活保護制度を国民の支持のもとに安定的に発展させることであり,真に保護を必要とする方々には公的扶助の手を差し伸べることは当然であり,私どもが常に追求すべきことは,乱給もなく漏給もない適正な保護の実施であると考えております。 本市における適正実施の具体的内容を申し上げますと,保護の受給要件にかかわる実態把握の徹底,扶養能力調査の徹底,不正受給の防止,就労の促進,生別母子世帯に対する指導援助の強化,医療扶助の適正実施,以上の6項目でございます。 なお,生活保護制度の細かい具体的運用につきましては,国の実施要領に基づいて実施いたしておりますが,実際の運用に当たって制度面,運用面の改正並びに問題点等があれば,毎年県を通じ国に対して本市としての意見等を上申してまいっております。 いずれにいたしましても,生活保護の実施に当たりましては,温かさと同時に厳しさを兼ね備えた,けじめある行政を実現するため一層の努力を払ってまいりたいと考えていますので,御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ◎衛生局長(竹原良一君) 保健所と保健センターの整合性についてのお尋ねでございますが,新総合福祉センター構想における保健機能につきましては,福祉機能等との連携を保ちながら,健康教育,健康相談,健康診査等々に対人保健サービスの拠点的な場と位置づけております。保健所と保健センターはそれぞれ本来の目的,機能等を持っておるわけでございまして,事健康問題につきましては,それぞれの機能を発揮しながら十分な連携のもとで健康づくりの推進を図ってまいらなければならないと考えております。 以上でございます。 ◎経済局長(人見文男君) 歓楽街のクリーンアップと街灯の新設についての御質問でございますが,まず暗い街路に照明をということでございますが。 観光客はもちろんでございますが,一般市民も安心して楽しめる歓楽街をつくるということから,客引きや不法ビラの一掃を目指しまして,去る2月8日に魅力ある岡山づくり推進協議会を設置いたしたところでございます。これは御案内のとおりでございます。この事業の中でも防犯灯,街路灯の設置促進を進めることにしております。この協議会や県,その他庁内関係部局とも協議しながら63年度事業といたしまして検討を進めてまいりたいと存じます。 次に,防犯カメラの設置について,プライバシーの観点から問題があるという御指摘でございますが,防犯カメラの設置は,安心して楽しめる歓楽街づくりの一つとして県が計画を進めておられるところでございます。その設置の場所,台数,運用等の詳細につきましては,現在のところ定かではございません。 また,こうした歓楽街を中心といたしました防犯カメラの設置は,全国の6都道府県,48カ所に設置されておりまして,防犯という面では大きな成果が上がっていると聞いておるところでございます。 明るいまちづくりの推進のためには,私どもも有効な手段であると考えておるとこでございますが,ただ御指摘のようにプライバシーの問題につきましては,市民の権利保護の面で十分配慮されるべきものであるという認識の上に立ちまして,設置に当たっては地元関係者の了解を得ることはもちろんですが,運用の面では限られた範囲とするし,また善良な市民などのプライバシーが侵害されることのないような方策がとられるよう申し入れをしていきたいと,このように考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ◎建設局長(森本隆也君) まず,西川イベント・カルチャープラザのイメージについてお答えをさしていただきます。 下石井公園とこれに隣接する幸町図書館の再整備を市制100周年記念事業に位置づけまして,西川イベント・カルチャープラザとして整備しようとするものでございます。 整備のイメージにつきましては,現在調査中ではございますが,公園につきましては,市民ニーズが高いイベント等が行える場の確保を主体に,また図書館建てかえにつきましては,図書館機能に加え文化性の高い機能を持つ複合施設を検討しております。全体のイメージとしましては,西川緑道と公園,そして複合施設が機能や景観面で整合が図られ一体感が出るものにしたいと思っております。 なお,本事業の具体化につきましては,さきに華房議員にお答えしましたとおり,昭和64年度に公園整備に着手できるよう進めていきたいと思っております。 次に,新総合福祉センター設置に伴う用途地域の見直しについてでございます。 用途地域は建築物の用途形態を適正に規制し,土地の合理的利用と有効な都市環境を実現していくために定められておりまして,当市におきましても昭和48年10月に決定され,その後の部分的な見直しを経まして現在に至っております。 御承知のとおり,当地区は軽工業の利便の増進を図るよう準工業地域に指定されております。用途地域の見直しにつきましては,周辺の土地利用の動向や各種施設の整備状況を見ながら,定められた用途地域の見直し基準等に基づきまして,適正な土地利用が図られるよう国,県等関係機関と検討していくことになると考えております。 次に,自転車条例関係の放置から処分までの経路と期間,また処分の内容でございますが,放置禁止区域を指定いたしまして,一定期間啓蒙指導を実施し,条例施行後放置している自転車等には警告札を取りつけまして,その後一定時間放置している自転車等は撤去,保管いたします。また,現場では撤去,保管した旨を14日間告示をいたしまして,その期間中に防犯登録等により所有者を確認し返還作業となります。また,警察へ照会をいたしまして,盗難自転車等があれば警察へ引き渡します。こうした一連の措置を講じたにもかかわらず所有者不明,また引き取りをしない自転車等は,処分する旨の告示を2週間いたしまして,3カ月後,無機能自転車等はスクラップ処分,有機能自転車等の活用は公共に供するほか,公益上の必要がある場合は公共団体等に譲渡したいと考えておりますが,自転車等安全整備問題との絡みもございますので,今後関係団体と協議するとともに,処分については遺憾なきょう努めてまいりたいと考えております。 放置を禁止した場合の効果についての自信はという件でございますが,防止条例施行後の効果でございますが,まず1番目に,瀬戸大橋時代にふさわしい岡山駅周辺の都市環境の創設,2番目に,通行機能及び歩行者の安全確保,3番,火災救急活動のための空間確保,4番目,良好な自転車等の利用マナーの向上,等があろうかと大いに期待をしております。他地域にも波及効果があるものというふうに考えております。 最後になりますが,芸術音楽ホールのエレベーターについて,大型のもの,また天井を抜いたものにするようにという御意見についてでございますが,エレベーターの設置に当たりましては,建築基準法等の法令の範囲で敷地条件,建築条件を踏まえまして,でき得る限り大型のエレベーターを計画したものでございます。これ以上の大型化はそういうことで困難でございますが,また天井を抜くことは法令上制限をされております。実際の運用に当たりましては,大型エレベーターのほか共用部のエレベーター,さらにはエスカレーター等フルに活用して対応していただきたいというふうに考えております。 以上です。 ◎参与(井堀晃郎君) 女性100年史の編集方針,基本方針についてお答え申し上げます。 市制100周年記念事業の一環として取り組んでおります女性100年史は,社会や家庭を支えてきた女性の生活実態を生の語りによって記録収集をし,100年の時代の変遷の中で生まれ,そして消えていった女性の生活文化を浮き彫りにしようとするものでございます。 この100年の間に社会は大きく変化してまいりましたが,現在の豊かさの礎にはどのような生活があったのか,風化しつつある生活文化の中にも大切なものはなかったかなど,100年の流れの中から市民の生活,市井の事実を収集していこうというものでございます。100年を迎えた岡山市の生活の道しるべの一つとして,また生の生活史を明らかにする資料として編集をし活用していきたいと,このように考えておるとこでございます。 次に,センチュリーパークの核としてのチボリ公園の誘致の問題でございますが,北九州のNASA宇宙未来公園であるとか,あるいは神戸のアクアパークなど西日本にこのような公園が固まって競合する,客はとれるのかということと,チボリ公園は定着できるのかということでございますが,御指摘のございますように,今後西日本各地にもいろんなレジャー施設ができるものと予想されます。しかし,チボリの哲学を基調とし,そして北欧の文化を集約した特徴ある市民のための公園を目指しているものでございまして,日本全国はもとより海外からも脚光を浴びるものと期待をいたしておるとこでございます。 また,北欧型の公園が日本に定着できるのかというお尋ねでございますが,今後具体的に検討を進める中で,気候風土など諸条件の違い,さらには周辺の類似施設なども十分考慮しながら,集客力があり定着する公園にしてまいりたいと,このように考えておるとこでございます。 ◎参与(徳田昌弘君) 住宅新築等資金貸付条例を遵守する旨を決意せよとの御指摘でございます。 御指摘の抵当権未設定の問題につきましては,昨年の12月議会でも鈴木,片岡両議員から厳しい御指摘をいただいたところでございますが,今後におきましても寺田議員の御指摘の趣旨を踏まえ,条例,規則を遵守し,行政の主体性を持って適正,公正な運営に努めてまいる所存でございますので,御理解願いたいと思います。 ◎参与(上ノ土俊君) 下水道の岡東処理区と総合福祉センターについてお答えさしていただきます。 御指摘の点につきましては,今後このプロジェクトを全庁的に取り組む中で,岡東処理区の下水道計画についても関係機関と協議検討する必要があると考えておるところでございます。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 教育に対しますお尋ねは,物の時代から心の時代へと教育行政は進むべきであり,ソフト面の充実をという御指摘でございます。 寺田議員の御指摘のように,現在心の教育を充実してまいりますことは重要な課題であると考えております。この教育を進めるためには,教師の人となりが大切であり,研修を常に重ねてまいらねばなりません。このような視点から本市におきましては,各学校での自校の課題について全教職員一体となって取り組む主体的な校内研修を一層充実したいと考えております。教育センターは,岡山市の教育の進むべき方向を探り,また岡山市の関係者の英知を集めて,この校内研修の援助をしてまいるように考えております。現在学校,教育センター,教育委員会の連携のもとでのそのような体制づくりに取りかかっておるところでございます。 校内研修の中で先輩から後輩へ教育の心,教育の姿勢などといった先輩の体験した英知が伝承されていくというようなことが重要であるというふうに考えております。このような体制づくりに今努力をしておるところでございますので,御理解をいただきたいと思います。 ◎西大寺支所長(浅野幸雄君) 住宅新築資金貸付と条例の遵守についてのお尋ねでございますが,御指摘の抵当権未設定の件につきましては,昨年12月議会におきましても鈴木議員,片岡議員から御指摘をいただいたところでございます。 昨年12月8日をもちまして,抵当権設定登記を完了いたしたところでございます。 なお,今後におきましても今回の御指摘の意を体しまして,条例,規則を遵守し,行政としての主体性を持って適正かつ公正な運用を図ってまいりたいと決意いたしているとこでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(片山仁君) 以上で各会派代表の質疑は終わりましたので,これより個人質疑に入ります。    ───────────── ○議長(片山仁君) この質疑につきましては,先ほどの日程第1の案件とあわせて質疑をお願いいたします。 それでは,順序に従いまして高津君。   〔17番高津利明君登壇,拍手〕 ◆17番(高津利明君) 御苦労さまでございます。代表質問が終わりまして,一般質問のトップバッターということでさせていただきまして,本当にありがとうございます。お疲れとは存じますが,しばらくおつき合いをしていただきたいと思います。すかっといきたいと思います。すかっとドライバーを放ってみたいなと,願わくばフェアウェイをキープしてみたいというふうに思うわけですが,あいにくバンカーに入りましたらひとつ市長さん以下関係御当局の方よろしくリカバリーをお願いしておきたいと思います。 さて,先般とり行われました天下の三大奇祭の一つ西大寺会陽に私は青年有志20数名の方々と裸となり,裸群の一員となり参加いたしました。今まで何度か参加したことはありますが,このたびの参加は格別感慨深いものでございます。信ずる者は救われると言われるように,家内安全,無病息災,五穀豊穣を祈るとともに,議員皆様方の健康と岡山市政がますます発展されますように祈願を申し上げたところでございます。 本市にとりましては,夏は岡山祭り,冬は西大寺の会陽であります。すなわち裸祭りは重要なイベントの一つとして取り組んでいただいております。また,会陽奉賛会,明るい裸祭りを守る会,商工会議所,少年裸祭りを主催する青年会議所等,各種関係者各位,さらには保安,防犯を担当された警察,消防団関係者の方々にこの場をかりまして厚くお礼を申し上げておきます。 歴史と文化を育てる西大寺地域の活性化が会陽の行事を軸としてさらに一層発展させていただきますよう御支援をお願い申し上げておく次第でございます。 では,発言通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。 まず,市長の政治姿勢についてお伺いをいたします。 各派各議員いかようにも市長の政治姿勢について言われておるわけでございますが,やはり足がしっかり地について頭がしっかりしていないと,ドライバー打ってもスライスになったりOBになったりいたします。そういう意味でしっかり足元を固めていただいて,頭をきちっと決めていただきたい。これがアドレスの基本ではなかろうかというふうに思うわけでございます。 したがって,市長さんの3つの基本方針は,何遍でも申し上げますけれども,市民の声が生きる清潔で公正な市政の確立,心の触れ合う夢と希望に満ちた市政の推進,1分1円を大切にする市政の推進にあり,また5つの基本的な政策でありますそれは,個性と風格のある中核拠点都市づくり,新時代に適応した活力ある産業と観光の都市づくり,さわやかな温かみのある地域社会づくり,安全で快適で潤いのある都市づくり,人間性豊かな人づくりと薫り高い市民文化の創造,であります。すなわちこの基本方針や政策が仏をつくって魂を入れずでは入魂されず,そういうことに終わることのないよう入魂された諸施策の推進をお願いする次第でございます。 また,市長は新春のごあいさつの中で,平素から心と心の触れ合う,触れ合いや機会を求めて積極的に市民の声を聞かせていただくことが大切だと言っておられます。市長の言う心とはどのようなことを言わんとしておるのか。心の奥深くとどめられた沈黙の心でなく,瀬戸内新時代の心は市民みんなに見える,しかも開かれた心でなくてはならないと思います。 以下,数点について市長にお伺いをいたします。 昭和62年度の反省に立って,市長みずから行政執行の自己採点をするとしたら何点でございますか。いわば行政力指数で表現するとすれば,アップしたかダウンしたか,また反省点等がありましたら何か具体的にお知らせください。 2点目といたしまして,市長が実施しようとする市民各界各層の方々との市政懇談会とは具体的にどのようなものか。今後一連のスケジュールがありましたらお知らせください。 また,本年2月17日,市役所で開催された市長を囲む市政懇談会での行政相談員とはいかなる役割と任務を持たせているのかお知らせください。 次に,苫田ダムについて申し上げます。先ほど田畑議員の発言等より若干,多少趣を変えて申し上げてみたいと思います。 今さら申し上げるまでもなく,都市の水資源確保には現在の科学方法をもって対処するにはダム建設という方法が最善策であります。 先月2月26日付の山陽新聞によりますと,四国中部地方で水不足,建設省に対策本部を設置,という記事もありました。水を治める者は天下も治めるとも言われます。苫田ダムは吉井川流域の治水及び利水を目的として建設されている建設省の直轄事業であります。苫田ダムは県民福祉の向上のためにはぜひとも必要なものであります。 ところで,現在,62年12月の苫田ダム阻止を公約して初当選いたしました日笠大二さん74歳は,改めてダム反対を強調し,協議はこれからであり,多くの問題を解決していかなければなりません。故郷を涙ながらに後にして,都市の片隅で水没した故郷をしのびつつ生活をしている人を忘れてはなりません。岡山県知事や津山振興局の対応だけでなく,関係市町村,中でも本市の果たさなければならぬ役割と任務は絶にして大なるものを発揮しなければならないと思います。今となっては後戻りは許されません。岡山市が利水目的の71%を受け持つならば,水没被害者の方々についてはそれ相応の補償と,故郷を捨てたが市民,県民の温かい御支援で楽しく豊かに暮らしているという方策を,市長は率先垂範して真剣に考えてあげるべきだと思います。 そこで,水にかかわる教え,水8訓の中の2つを申し上げ,紹介してみたいと思います。1つ,暑さには涼を,枯渇するものには蘇生を,乾いたるものには潤いを,万物に生命と安らぎを与えるものは水なり。2つ,動力となり光となり,生産と生活に無限の奉仕を行い,何ら報いを求めざるは水なり。 そこで,お伺いをいたします。 今日まで本市が取り組んできた経過あるいは問題点,それらの反省点等々についてお伺いをいたします。 2点目といたしまして,本年度の広域水道施設事業計画が具体的になされる中で事業を進めていることは,日笠町長及び反対町民の感情を逆なでする行為ではないか。市長のとるべき今後の基本的姿勢についてお知らせください。 次に,ふるさとづくりについてお伺いをいたします。 先般の代表質問で根石議員により質疑をされておりますが,角度を変えてお伺いをいたします。 本会議に提出された議事案件の中に,ふるさとづくりに対する用語もなければ,財政的な裏づけもありません。したがって,民主クラブ版とも言うべきふるさとづくりについて触れてみたいと思います。 趣旨につきましては既に御存じのように,最近の本格的な国際化,情報化の進展,産業構造の転換等に伴い,東京の一極集中化と地域格差の拡大傾向が顕著となり,地域の振興,活性化を図り,多極分散型の国土を形成する必要が一段と高まっております。 このような状況から見て,本市がみずからの企画により単独で地域の特性を生かした,魅力あふれるふるさとづくりであり,財政的にも自主財源を交付税で補てんする方法で,地方にとってはまことに有利な事業と思われます。 苫田ダムによる立ち退き被害者に対して,この事業はうってつけの事業ではないかと御提言を申し上げておきたいと思います。 そこで,お伺いをいたします。 先般の財政局長の答弁によりますと,積極的に考えるという姿勢でありましたが,採択の事業の実施期間は採択年度から3カ年と言われております。また,事業の規模は3億円以上のものを目途としているようでございます。したがって,早期にふるさとづくりについて事業化されるよう,本市の考え方をお聞かせください。 また,岡山市長は,岡山県知事とふるさとづくり特別対策事業の計画に関してコンタクトされておりますかどうかもお伺いいたします。 次に,順序をちょっと変更させていただきます。市道と生活道路については後回しにさしていただきまして,次にごみ処理対策についてお伺いをいたします。 便利で豊かな生活から吐き出される膨大なごみや下水,毎日の生活の中から生まれる廃棄物はごみ収集に出せば消える,下水に流せば消える,ひとまず私たちの目の前からは消える。しかし,それからは幾ら科学技術の力で処理しても,結局煙の中あるいは地下水の有害物質として形を変えて生活の場に戻ってきます。処理場はだれも自分の生活の場には来てほしくない迷惑施設であります。建設に反対する住民は,被害者であると同時に加害者でもあります。 ごみ処分地はあと二,三年で埋め尽くされる見通しだと聞いております。今からでは遅い感じもします。処分地を早期に確保しなければならない。今議会でも多くの議員がごみ処理問題を提言されております。それだけ関心も高く重要な問題であると認識してください。 そこで,最新鋭の処理施設で,地域住民と共存できる有能な総合処理施設をつくりたいものでございます。今回提案されております資源ごみ回収,生ごみの減量化,分別処理,すべてが処理でき,消化される近代的な処理施設が吹田市にあると聞いております。 以下3点についてお伺いをいたします。 本市の一般廃棄物処理基本計画と産業廃棄物処理基本計画の取り組みはどうなっていますか。 2点目として,処理施設の確保については特別のプロジェクトを編成して推進するお考えはありませんか。 3点目といたしまして,不法投棄により用排水路に浮かび,樋門等にかかっておる浮遊物の処理対策はどのように考えられておりますか。次に,し尿処理についてお伺いをいたします。今回提案されている下水道使用料については,特別事業会計の精神を踏まえ,さらには公平の原則から見て妥当かと思われます。また,マル新合併処理浄化槽設置事業費助成金が提案されていますが,一般家庭用水洗浄化槽設置の世帯に絞って提言をしてみたいと思います。 61年4月の調査で,その該当世帯数が6万665世帯あるそうです。人口にいたしまして17万4,719人,いずれをもが全体の31%ぐらいでございます。まず,公共下水道の世帯と比較すると,月額3倍の経費の違いがあります。また,維持管理費を含めると4倍ぐらいになるのではないかと思われます。浄化槽の機能は経年変化に伴い低下してくるものと思われます。そこで,低下した浄化槽の取りかえをするときは,補助費かまたは低利の融資貸付金制度は考えられないものでしょうか。人口比にしても世帯比にしても3割の人が住環境の整備に協力し,あるいは衛生事業にも寄与しているのであります。ぜひとも補助費か制度は考えられないものでしょうか。 次に,くみ取りで自家処理についてお伺いをしてみたいと思います。 自家処理人口は,同じく61年4月の調査で3万1,230人あり,世帯数では8,838世帯であります。先月ある人から次のような御相談を受けました。今まではくみ取り自家処理をしていたのですが,女手で高齢化のためくみ取りができなくなりました。バキュームカーも入らない細い道路でもあります。どうすればよいか。本市としてもポリ容器等のくみ取りをしてやるべき方策はないものか。このような世帯は今後とも増加してくるのではないかと思われます。当局の御所見をお伺いいたします。 スポーツ振興についてお伺いをいたします。 日本人の約75%の人が健康に不安を感じ,79%の人が運動不足を自覚しているという意識調査のデータがあります。便利な世の中になった日常生活で,体を動かすといえばせいぜい通勤時に歩くだけというサラリーマンも多い。週休2日制の普及で休暇もふえる。それを健康のためにどう使えばよいのだろうか。健康不安時代,健康に対する市民の関心の高まりにこたえることが重要な施策ではなかろうか。健康を金で買う時代かもしれない。膨大な医療費を考えれば,ある程度の健康への投資が図られても安くつくことも考えられます。真の豊かさは健康であり,健康は文化,国際化と並ぶ大切なものであろうと思います。本市のスポーツ文化振興財団の発足を機に,施設の充実と整備を図らなければならないと思います。 以下3点についてお伺いをいたします。 1つ,スポーツ広場の利用状況について,特に野球場,サッカー場等々,利用人員の多いものからお知らせください。 2つとしまして,市営スポーツ施設数は他都市と比較して検討されたことがありますか。 3番目といたしまして,学校施設の夜間開放も漸次開放に向かっていると思われますが,これからの方向づけをお知らせください。 続いて,市道について。 地域住民との相談の中で比較的要望の高いのが位置指定の道路問題であります。今回,市道認定細則の改正案がされようとしています。今までは昭和40年12月31日以前であったものが,今回昭和46年12月31日以前と改定されるようですが,指定技術基準に適合しない指定道路は,いつまでたっても市道になることはないのでしょうか。今日このような住環境の中で道路行政の不備を招いたのも,行政指導が許可制であったために招いたことであり,その結果とはいえ,行政側の責任として対策を講じてやるべきだと思います。 昭和40年12月31日以前の位置指定道路箇所数は262カ所であり,改正後の昭和46年12月31日以前とすると485カ所となり,合計では747カ所となり,総延長は実に50キロメーター以上に及ぶということです。その実態についてお伺いします。 改修を加えれば指定技術基準に適合するのは何カ所ぐらいか。また,改修をしようにもどうにもならぬ箇所はどれぐらいでございますか。当局の御所見をお伺いいたします。 次に,生活道路について提言を申し上げてみたいと思います。 先日垣下議員の質問にもありました幹線1,2級の選定の件とあわせて,さらに身近な道路について垣下議員の御質問を踏まえてお伺いをいたします。 生活用道路の拡幅あるいは整備をしようとするには,原則として私有地の無償提供ということですが,今時無償提供で私有地を提供しようというような奇特な人はありません。 現在もこれからも車社会を避けて論ずることはできません。居住環境と車社会,車社会と生活道路,生活道路と居住環境,いずれをとっても生活道路の果たす役割は大きなウエートを占めていると思われます。 今日までも多くの議員が議会発言をされております。生活用道路のあり方として,旧態依然とした管理と旧態依然とした解釈では,住みよいまちづくりにはほど遠いものとなりましょう。ケース・バイ・ケースはあると思われますが,直接買収に応じるというならば,買収により生活環境の向上に役立たせてやるのが行政ではないかと思われます。隣の倉敷市は買収方式で生活道路の改修を行っているそうです。本市におきましても生活道路特別審議会(仮称)なるものを設置して対処する考え方はございませんか。当局の御所見をお伺いいたします。 口頭による提案よりも,図面を用意しておりますので,図面により簡単に説明をさせていただきます。(と降壇し) 市長さん,よく見えますでしょうか。建設局長さん,見えるとこへ来てください。 ここに皆さん方のお手元に見えるように出したのは,今申し上げましたごく一部の内容でございますけれども,多少説明を加えさしていただきますと。市民要望の中の取り組んだごく一例でございます。指定道路のその位置ということで,実はこういう団地造成をいたしました現場がございます。ダイダイ色で書いておりますのが昭和45年5月2日第29号の指定された位置の道路でございます。これは,かつてこういうダイダイ色の部分で指定道路を認定した段階で,こういう車の旋回場所があったわけでございます。そして,この団地ができて後に,また違う業者がこういう指定道路の認定をされたわけです。それが46年3月10日の第325号の指定道路でございますが。今回お申し出のありました御町内の方はこちらでございましたけれども,この問題を解決する段階で,これもあわせてということで取り組んだわけでございますが,いかんせんこちらの道路は条件が基準に適合しません。3メー75ということです。あるところでは3メー78。いかに有利に見ても3メー80をクリアすることができません。したがって,この問題は避けて御相談をいたしておるわけでございます。現在はこのようなこのダイダイ色の御町内でもって,約20世帯ございますが,その方々との市道認定基準に合格するような作業を進めておるわけでございますが,私が今回提案いたしておりますのは,これはいつまでたっても市道に認定される要素はできないのかどうかということでございます。したがって,このような箇所がどの程度あるのでございましょうかということでございます。 それから,生活道路でございますが,これはまたごく一部のところでございますけれども,道路改修,用水改修をいたしまして,4メーをここまでしましたと。ところがここから先は田んぼであるために,しかもつくられとる方はこのお住まいとは位置が離れております。したがって無償提供なんてとてもじゃないが考えられません。したがって,これを今さっき申し上げました生活道路特別審議会(仮称)なるようなものをもって,そういった機関で判断してほしいということを今回申し上げとるわけでございます。(再び登壇) 以上,図面と提案とをもって御説明申し上げましたが,御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(片山仁君) 当局の答弁を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 高津議員の御質問に対しましてお答えをさしていただきます。 まず,行政執行に対する反省とか,そういう点についてでございますが,昨年市民の皆さんの絶大な御支援をいただきまして再び市長としての重責を担わせていただきました。はや1年が経過をしようといたしておるわけであります。 私は議員御指摘のように市民の声が生きる清潔で公正な市政の確立などを基本姿勢といたしまして,この1年間,瀬戸大橋また新岡山空港の完成に伴う瀬戸内新時代の幕あけを目前にいたしまして,新しい時代をリードする中核拠点都市としての基盤づくり,また,市民要望の強い下水道あるいは用排水路の整備,生活道路などの身近な生活環境の整備等のハード面とともに,各種の福祉施策の推進などソフト面につきましても積極的に取り組みをしてまいったのでございます。国,県の御理解,または議員各位,市民皆さんの格別の御支援,御協力をいただきまして,一定の成果を上げたものと考えております。今後,中・四国地方の中核拠点都市としての位置づけを確固たるものにするためには,一層の努力をしなければならないと決意いたしておるような次第でございます。 また,市政懇談会についてでございますけれども,今議会における所信表明の中で申し上げておりますとおり,私は就任以来,市民の声が生きる清潔な市政の確立や,心の触れ合う夢と希望に満ちた市政の確立,また,1分1円を大切にする市政の確立,そういうことを市政の基本方針といたしまして,さらに,市民に開かれた市政,市民とともに歩む市政という基本的な政治姿勢に立ちまして,市民の幅広い各層の方々,また地域の住民団体や福祉あるいは婦人の方々,青年,経済等,各種の民間団体の方々と瀬戸内新時代にふさわしいまちづくりについてひざを交えてひとつ建設的な御意見をお聞きをいたしまして,そして行政施策上の参考にさしていただきますとともに,この機会に市政の現状を申し上げ,また市政に対する理解と協力を得ようとするものでございまして,今後とも引き続き実施してまいりたいと考えております。 その他につきましては,担当からお答えいたします。 ○議長(片山仁君) この際申し上げます。 会議録署名議員渡辺君が退場されましたので,会議録署名議員に定政君を追加指名いたします。 ◎助役(鹿子木貢君) 御質問のうち吉井川の広域水道企業団の関係につきまして,私がこの運営協議会の幹事を仰せつかっておりますので,お答え申し上げます。 この水道施設の整備が反対の方たちの感情を逆なでするんじゃないかと,基本姿勢はどうかと,こういうお尋ねでございます。 吉井川広域水道企業団は,御案内のとおり岡山県,岡山,津山,それから13の町,2つの企業団で構成されておりますが,これはダムの利水負担をしたり,施設整備をしたり,用水供給事業を行う,こういう目的で設立をされておりまして,現在,水道施設の整備につきまして,近く送水管の工事に入るような段階にまいっております。これはこの団体,2市13町の中には一日も早く生活用水の補給を必要とする団体もございます。そこで,当面この補給を急ぐ町のところから水道施設を年次的に整備していこうという方針で,ダムの進捗状況,あるいは水道施設の必要性等を勘案しながら事業を推進しているところでございます。今後におきましても,水道施設整備計画を推進してまいることになるわけですが,企業団加入の県並びに関係市町とも十分協議をしてまいらなければならないというふうに考えておりますので,よろしくお願いします。 ◎財政局長(関場長久君) ふるさとづくり特別対策事業につきましてお答えいたします。 この事業は御質問の中にもありましたように多極分散型国土の形成を進めるために新たに創設されたものでございまして,本市の場合,新年度予算には計上はいたしておりません。しかしこの事業は,まず県の段階で基本計画を策定することとなっておりますが,本市にとりましても財政的メリットは大きいものと考えております。今後各種事業を計画していく中で,県それから関係各局各課とも十分協議検討しながら積極的活用を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎参与(有本正君) 市政懇談会に関します御質問につきまして,市長答弁を補足さしていただきます。 市長の基本的政治姿勢を踏まえまして,就任以来,中学校区を対象としましたまちづくり懇談会の開催を初め,各年度ごとに新成人の方々を対象とする市長を囲む集い,あるいは各種住民団体の方々との市長を囲む懇談会等を行いまして,建設的な御意見をお聞かせいただいてきているところでございます。 今後のスケジュールにつきましては,新たな発想のもとに,できる限り幅広い市民の方々と岡山市のまちづくりについて語り合うような場として,市政懇談会を開催してまいりたいと考えております。 次に,行政相談委員の役割と任務についてでございますが,行政相談委員制度は,行政相談委員法に基づきまして総務庁長官が民間の有識者に行政相談業務を委嘱し,国民の身近なところに相談窓口を開いているものでございます。行政相談委員は,自己の市町村の住民から国の行政機関等の業務に関する苦情の相談を受けて,申し出人に必要な助言を行ったり,関係行政機関等にその苦情を通知するなど,その解決を図ることになっております。 また,行政相談委員は,その業務の遂行を通じまして得た行政運営の改善に関する意見を総務庁長官に対して述べることができるようになっております。 行政相談の中には市政に関係する事柄も多いということから,今回初めて行政相談委員の方々にお集まりをいただきまして御意見を聞くため市政懇談会を開いたものでございます。 以上でございます。 ◎衛生局長(竹原良一君) 単独浄化槽の老朽化に伴い取りかえをする場合に補助あるいは融資制度は考えられないかとのことでございますが,単独浄化槽が老朽化し取りかえをするに当たりましては,河川等の汚濁防止を図る上で汚濁物質の削減効果の高い合併処理浄化槽の設置が望まれ,本市といたしましては合併処理浄化槽の設置に対する補助金を国,県の補助を受け新年度から制度化することにいたしておりますことは御案内のとおりでございます。 御指摘の単独浄化槽の補助制度等の創設につきましては,単市で対応することになりますので,現段階では困難と思われますので,御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ◎経済局長(人見文男君) ごみ処理対策についてのうち,用水等や樋門等へのかかっている浮遊物の処理についてのお尋ねでございますが,樋門等にかかる浮遊物の処理につきましては,一般的には農業用の配水路であるとか,樋門等は農業者のためのものであるという考え方から,長年にわたって奉仕的にお願いしているのが実情でございます。しかしながら,最近の都市化によりますところの混住が進む中で用排水路に流れてくる浮遊物等も非常に量が増加してきておりまして,特に下流の農家等に御迷惑をおかけしておるところでございます。これらからの対策といたしましては,PR等によりまして不法投棄をなくすることが基本ではございますけれども,こうした現状を踏まえまして,市といたしましても異常にごみや浮遊物が多いとか危険な場所などについては対応していくよう努力してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 以上です。 ◎建設局長(森本隆也君) 市道について,まず1番目の位置指定道路についてお答えをさしていただきます。 私道の市道認定に当たりましては,道路位置指定の許可を受けたときの構造等が基本的な要件でございまして,手直しをして申請どおりのものに改善されれば可能ではございますが,申請どおりの改善ができないもの,また道路位置指定の変更申請が不可能なものにつきましては,負担の公平,また一般市費の持ち出しという観点から,現段階では市道認定はできかねます。 次に,昭和46年12月31日までに行きどまり道路で位置指定を受けている747件の私道のうち,技術基準に適合する道路の件数,また改善不可能な件数の御質問でございますが,市道認定につきましては御承知のとおり申請事務でございますので,適合するしないについては,市道の認定の申請段階で現地調査を実施しまして実態把握をしておりますので,御承知いただきたいと思います。 次に,生活道路の点でございますが,市道の拡幅整備に関する用地の買収につきましては,一定の基準を設けまして事業実施いたしているところでございます。このことは,さきの議会でもお答えしたとおりでございますが,この無償寄附を原則としていることは,生活道路の整備が非常に要望が多く,また地域性が高いことから,その地区の方々にこれを負担していただき,この事業をより促進させようとする考えでございますので,御理解を賜りたいと思います。 また,このことに関する審議会等の組織づくりの考えでございますが,今後この生活道路の取り扱いを検討する場合の参考意見とさしていただきたいと思います。 以上でございます。 ◎参与(井堀晃郎君) 苫田ダムについてこれまでの経過と問題点等についてお答え申し上げます。 御承知のとおり,昭和32年に苫田ダムの建設構想が発表されまして以来,約30年という長い経過がございます。こうした中で,昭和54年に県を初め将来水資源を希望します3市17町の関係市町により吉井川水源地域対策基金を設け,地元の水没関係住民の生活再建対策及びダム周辺地域の振興対策などにつきまして各方面と協議が進められてまいりました。その結果,関係地権者のうちこのダム建設に御理解をいただいた地権者との間で昭和61年5月に補償基準について協定が締結されたものでございます。これに基づきまして補償交渉が漸次進められておるのでございますが,残念ながら現在のところ地元住民全体の御理解が得られておりませんが,さらに御指摘の点も十分考慮に入れ,基金構成メンバーとも十分協議をしながら地元住民の理解が得られますよう対応してまいりたいと,このように考えております。 ◎参与(菱川公資君) ごみ処理とし尿処理対策についてお答えさしていただきます。 まず,一般廃棄物処理基本計画の取り組みはどうかということでございますが,この問題につきましては先日,社会党・市民クラブを代表しての華房議員さんに御答弁申し上げましたように,快適な生活環境の整備を守るというために,21世紀を見通しました一般廃棄物処理基本計画を61年,62年度の2カ年計画で策定中であります。 内容的には,61年度で一般廃棄物の処理体系全体の現状分析とともに,ごみ,し尿に関するアンケート調査,さらにはごみの組成分析等の実態調査を行いまして,60年度におきましては処理施設の建設,最終処理処分のあり方,再資源化問題等の課題と今後の廃棄物処理場のあるべき姿について総合的,計画的な観点に立った案を策定を進めておるところでございます。 今後これに沿いました実施計画を立て,施設整備を推進してまいるわけでございますが,その時点では御指摘いただいておりますような先進都市の例なども参考にしてまいりたいというふうに考えてございます。 なお,御指摘のございました産業廃棄物に関しましては,現在県の管轄となってございますので,この処理基本計画の中には入ってございませんので,御理解をいただきたいというふうに思います。 次に,特別のプロジェクトをつくったらどうかという御提案でございますが,現在処理施設の用地確保なり,あるいは整備につきましては環境事業部で行っているところでございます。 なお,その都度関係課の御協力はお願いをしているところでございますけれども,将来,施設のケースによりましてはプロジェクトの必要性も考えられますので,貴重な御提言として受けとめさしていただきたいというふうに考えてございます。 次に,し尿処理対策のうち自家処理をしておった中で,高齢化等のために収集が必要となった場合で,その地理的条件等で取れない場合はどうかというお話でございますが,し尿収集地域内におきましても,環境の条件や御家庭の御都合などで自家処理が困難になった場合は,実地調査を行いまして個々にその対応策を検討してまいりたいというふうに考えてございますので,よろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) スポーツ振興に関しました一連の3つのお尋ねにお答えを申し上げます。 御指摘のように,最近のスポーツ人口の増加とスポーツ,レクリエーション活動の多様化から,スポーツ施設の整備拡充が必要であるというふうに考えております。 第1のお尋ねは,スポーツ広場の利用状況についてでございますが,野球につきましては奥市野球場ほか11施設で61年度は2,938件,9万7,751人,またサッカーは当新田サッカー場ほか1施設で685件,4万2,162人でございます。そのほか庭球場は9施設で8,384件,8万7,340人でございます。他のほかの施設でも多くの方々の御利用をいただいております。 次は,市営のスポーツ施設数の他都市との比較についてでございますが,61年度岡山市体育施設基本調査を実施いたしました。その調査の結果では総括的にはやや不足している状況でございます。その調査を踏まえまして62年度さらにスポーツ広場の整備を重点に調査を実施中でありまして,近くその結果が出る状況にございます。 第3のお尋ねは,学校体育施設の開放についてでございますが,身近なスポーツ活動の場として,学校教育に支障のない範囲で,学校の協力のもとで,市内小・中学校の運動場47校及び体育館90校を開放いたしました。61年度は88万6,000人の方が利用をしておられます。さらに,全市的展望に立って夜間照明施設を国の補助事業を受けて現在小学校3校,中学校5校設置しておりますが,今後も地域の皆さんの御理解と学校の協力によりましてこの事業を年次的に推進してまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(片山仁君) この際お諮りいたします。 3月5日及び6日の2日間本会議を休会いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ───────────── ○議長(片山仁君) 次の本会議は3月7日午前10時に開き,質疑を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。    午後4時31分散会...